久遠の夜 千夜の果て ―――辺縁の姫君
極北の国、フィザーン。天を見上げると、天の川よりも濃い、白い靄のような帯が空を流れている。その帯を、辺縁といった。 高校三年生の奏音はある夏の日、前触れもなく見知らぬ場所に立っていた。酔客に絡まれる彼女を助けた青年、ハイカイネン伯爵レミンは言った。「あなたさまは辺縁の姫君。辺縁の姫君は、王太子殿下をお産みくださるのです」。辺縁の神の姫宮として、ここフィザーンに遣わされたのだと言う彼によって、奏音は無理やり王宮へと連れられる。しかしそこで出会った国王ライコは、あまりにも残虐な男だった。奏音は、その辛い日々によって、いつしか言葉を手放してしまう。―――それから数年後、奏音は再びレミンと出逢う……。 ***数年前、別名義で某少女小説賞に投稿した作品を改稿したものです。 ***物語は三人称で進められます。 ***2013/8/20完結しました。ありがとうございます。
【序章】
00
2013/06/04 22:53
(改)
【第一章 辺縁の姫君】
01-1
2013/06/04 23:12
01-2
2013/06/04 23:23
01-3
2013/06/06 21:55
02
2013/06/07 22:05
03
2013/06/07 22:43
【第二章 再会】
01
2013/06/10 22:04
02-1
2013/06/10 22:35
02-2
2013/06/10 23:11
03
2013/06/13 23:21
04
2013/06/15 22:20
【第三章 コイヴァリンナ】
01
2013/06/17 22:08
(改)
02
2013/06/17 22:18
03
2013/06/19 22:24
04
2013/06/21 23:25
05
2013/06/24 22:07
【第四章 オーロラの洗礼】
01
2013/06/25 23:11
02
2013/06/26 22:14
03
2013/06/28 22:25
04
2013/06/28 22:41
05
2013/07/01 22:36
06
2013/07/01 22:51
07
2013/07/03 22:51
【第五章 不安】
01
2013/07/06 15:00
02
2013/07/16 23:05
03
2013/07/17 22:33
04
2013/07/18 22:20
05
2013/07/19 22:04
06
2013/07/19 23:20
07
2013/07/20 23:15
08-1
2013/07/21 22:05
08-2
2013/07/22 21:48
【第六章 罠】
01
2013/07/25 22:24
02
2013/07/26 23:07
03
2013/07/27 21:43
04
2013/07/30 22:47
05-1
2013/08/01 22:57
05-2
2013/08/08 23:05
【第七章 史書に秘められるもの】
01
2013/08/10 23:15
02-1
2013/08/12 21:41
02-2
2013/08/13 22:56
02-3
2013/08/13 23:12
03
2013/08/20 22:49
【終章】
00
2013/08/20 22:54