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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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紫の王女と灰色のメイド

作者:河野広明
最終エピソード掲載日:2026/10/24
王女リィズは、城壁を魔法でぶち抜いて旅に出た。
ついてきたのは、灰色の髪のメイド、メルティナ。

道を間違え、魔法で地形を変えては叱られる。
それでも、初めて見る草原も、町の賑わいも、リィズには「オシャ」で満ちていた。

けれど、紫の包帯で隠した右腕には、黒い痕がある。
強すぎる破壊魔法を使うほど、その痕は彼女の命を蝕んでいく。

旅の先で二人が出会ったのは、笑うことも、悲しむことも、誰かを守りたいと願うことさえ奪う、白い国ネオスト。
その「平和」の奥には、リィズの失われた過去と、黒い痕の秘密が眠っていた。

「お嬢様を、死なせません」

そう誓うメルティナに守られながら、リィズもまた、彼女の痛みを知っていく。
守ってもらうだけでは、もう足りない。
メルティナと、一緒に生きたい。

何も知らずに城を飛び出した王女と、彼女のそばにいることを選んだメイド。
世界の美しさと痛みを知っていく、二人の旅の物語。

※本作はTALESにも掲載しています。
第七話「境標」
2026/10/10 07:30
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