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ザイデルン戦記

「用済みだ」と婚約破棄されましたが、あなたの功績も財産も健康も、支えていたのは平民のふりをしたわたくしですけれど?

作者:鷹居鈴野
最終エピソード掲載日:2026/07/13
「平民風情は用済みだ。身の程を弁えろ」——伯爵位を得た婚約者フェリクスは、その言葉と共にわたくしを捨て、侯爵令嬢に乗り換えました。
けれど、あなたのその爵位も、財産も、事業も。……いいえ、その健康や、領地の平穏さえも。本当は、誰が支えていたのか、ご存じかしら。
隣国の辺境伯令嬢イレーネは、素顔を隠す魔道具を身につけ、身分を偽って、貧しい男爵の息子フェリクスを支えてきました。治水事業の設計も、王宮への口利きも、彼の持病を抑える薬も、領地を襲う魔獣の討伐も——すべて、彼女がひとりで担っていたのです。「顔ではなく、中身を見て好きになってほしい」。ただ、それだけを願って。
功績が認められた瞬間、フェリクスはイレーネを切り捨てました。彼は知らなかったのです。捨てた女が、隣国の名門令嬢であり、王太子の命を救った聖医であり、社交界を席巻する化粧品ブランドの生みの親であることを。そして——彼女が去った途端、彼の功績も、健康も、領地も、音を立てて崩れ始めることを。
実家に戻り、本来の姿を取り戻したイレーネ。やがて、彼女を待っていたのは——ずっと恩人を探し続けていた、あの王太子でした。
婚約破棄ざまぁ×隠れ身分(多重正体)×溺愛。
全35話・完結済み
治療師見習いイレーネ
2026/07/13 01:10
設計図
2026/07/13 01:16
王太子を癒す夜
2026/07/13 01:19
恩人と呼ばれて
2026/07/13 01:23
侯爵令嬢オデット
2026/07/13 01:26
婚約
2026/07/13 01:32
功績の宴(一)
2026/07/13 01:35
功績の宴(二)
2026/07/13 01:39
伯爵位
2026/07/13 01:43
静かな退場
2026/07/13 01:47
辺境伯家
2026/07/13 01:50
剣を取り戻す
2026/07/13 01:54
兄バルドゥイン
2026/07/13 01:59
綻びの噂
2026/07/13 07:39
グレタの手紙
2026/07/13 07:40
灰色の商人
2026/07/13 07:42
国境の異変
2026/07/13 07:43
急使
2026/07/13 07:46
出陣
2026/07/13 07:47
初戦
2026/07/13 07:50
王太子、参陣
2026/07/13 07:51
聖医の記憶
2026/07/13 07:52
財産回収
2026/07/13 07:55
レーヌ・ブランシュ
2026/07/13 07:56
世界戦前夜
2026/07/13 08:00
決戦
2026/07/13 08:02
断罪
2026/07/13 08:05
和平
2026/07/13 08:06
誓い
2026/07/13 08:08
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