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南の小路、異世界にて営業中

作者:白紫雀
最新エピソード掲載日:2026/10/27
東京の路地裏にある、小さな喫茶店「南の小路」。
店主と、孫の硬矢が営む、誰も急かされない店。
窓際で文庫本を読む老婦人。放課後に寄る高校生の二人。時間つぶしに立ち寄った会社員。
いつもの午後、誰も触れていないのに、扉のベルが鳴った。

光に包まれ、気がつくと、店ごと見知らぬ海辺の丘の上にいた。
窓の外には、小さな漁村。電気もガスも止まり、残されたのは店と、わずかなコーヒー豆だけ。

剣の腕も、強い魔法もない。
あるのは、三十年同じ味を守ってきた店主の手と、「居場所」を知っている喫茶店という場所だけ。

豆が尽きれば、コーヒーは淹れられない。
炭火と鉄鍋で焙煎を一から試し、森の葉から茶を作り、疑いの目を向ける村人たちに、一杯を差し出していく。
その一杯は、やがて村の人々の心をほどき、剣を抜いた騎士の手さえ止めることになる。

なぜ自分たちは、この世界に呼ばれたのか。
帰る方法は、あるのか。

異世界に、一杯のコーヒーと、居場所を。
チートなし、じっくり積み上げていく喫茶店ファンタジー。
# 第二話 光
2026/09/28 08:00
# 第三話 煙
2026/09/28 08:00
# 第四話 村長
2026/09/28 08:00
# 第五話 夜
2026/09/28 08:00
# 第六話 会合
2026/09/29 08:00
# 第七話 一杯
2026/09/30 08:00
# 第八話 三本指
2026/10/01 08:00
# 第十話 嵐の後
2026/10/03 08:00
# 第十二話 炭火
2026/10/05 08:00
# 第十七話 情報交換
2026/10/10 08:00 (改)
# 第十九話 適性
2026/10/12 08:00
# 第二十話 水
2026/10/13 08:00
# 第二十三話 狼
2026/10/16 08:00
# 第三十二話 船
2026/10/24 08:00
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