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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

色を斬る母【白嶺】

作者:雨-Ame-
最新エピソード掲載日:2026/09/14
加藤白嶺は、生後十か月の娘・彩華を育てるシングルマザー。

昼は中規模企業の営業企画部主任として働き、帰宅すれば冷めたコーヒーを飲み、洗濯物を放置し、娘に白い髪を引っ張られる。どこにでもいるとは言い難いが、それでも人並みの日常を生きていた。

しかしある日、街から“赤”が消え始める。

人の感情に寄り添い、甘い救いを与え、その代わりに大切な何かを奪っていく色の霊たち。

普通の人間には、その異形の本体を見分けることができなかった。

夜になると、白嶺は中古の黒着物を纏い、長刀「宿彩」を手にする。白髪は膝まで伸び、その一部が虹色に染まる。

色霊を斬り、人から奪われた感情を自らの内へ封じるために。

だが、色を取り戻すたび、怒り、悲しみ、未練、愛情――数え切れない感情が白嶺を侵食していく。

守りたいのは、娘とのささやかな暮らし。

そのために戦うほど、白嶺自身の心は少しずつ削られていく。

母親であることと、一人の人間であること。

そのどちらも手放さないために、白嶺は今夜も色を斬る。
1話「白い朝」
2026/09/08 22:24
2話「赤を渇望するもの」
2026/09/08 22:30
3話「いつもの顔」
2026/09/08 22:37
4話「何もない夜」
2026/09/08 22:49
6話「幸福な夕暮れ」
2026/09/08 23:01
7話「白に残るもの」
2026/09/08 23:07
9話「差し出された手」
2026/09/08 23:18
10話「触れる理由」
2026/09/08 23:22
11話「近い用事」
2026/09/08 23:31
14話「先に来たもの」
2026/09/09 00:06
15話「土と光」
2026/09/09 00:11
16話「損得」
2026/09/09 00:20
17話「守るもの」
2026/09/09 00:27
18話「任せる夜」
2026/09/09 00:46
20話「過去に咲くもの」
2026/09/09 20:33
21話「語られる想い」
2026/09/09 20:54
22話「二つの気配」
2026/09/09 23:23
23話「眠りの内側」
2026/09/09 23:40
24話「本物の証明」
2026/09/09 23:46
25話「夢の底」
2026/09/11 03:06
26話「選ぶ場所」
2026/09/11 03:41
27話「自分の意思」
2026/09/12 01:11
28話「映る理想」
2026/09/12 20:45
29話「奪われる評価」
2026/09/13 00:49
31話「見たもの」
2026/09/14 05:05
33話「絡む糸」
2026/09/14 05:59
34話「桃色の繭」
2026/09/14 07:03
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