【時給1万円・恐怖を感じにくい方優遇】怪しいバイトに応募したら、怪異たちの愛が重すぎて辞めさせてもらえません
最新エピソード掲載日:2026/11/04
白洲律(しらす りつ)、19歳。大学生。生まれつき「怖い」という感情が分からない。
実家の特殊清掃業を手伝ううち、死の現場にもすっかり慣れた律。時給の高さだけで応募したのは、怪異と契約して事件を処理する機関『宵帳(よいとばり)』の深夜バイトだった。
怪異は人の恐怖を食べ、恐怖で人を縛る。けれど律には、その恐怖がない。
終電後のホームで人を連れ去る女に「何駅まで行きます?」と聞き、鏡に棲む怪異の前で寝癖を直す。前代未聞のバイト君に、怪異たちは興味を持ち、執着し、やがて取り合いを始める。
「あなたの帰る場所は、私の駅だけでいいのに」
怖がらない男と愛の重い怪異たちが送る、少しだけ怖くて、だいぶ重い怪異事件簿。
実家の特殊清掃業を手伝ううち、死の現場にもすっかり慣れた律。時給の高さだけで応募したのは、怪異と契約して事件を処理する機関『宵帳(よいとばり)』の深夜バイトだった。
怪異は人の恐怖を食べ、恐怖で人を縛る。けれど律には、その恐怖がない。
終電後のホームで人を連れ去る女に「何駅まで行きます?」と聞き、鏡に棲む怪異の前で寝癖を直す。前代未聞のバイト君に、怪異たちは興味を持ち、執着し、やがて取り合いを始める。
「あなたの帰る場所は、私の駅だけでいいのに」
怖がらない男と愛の重い怪異たちが送る、少しだけ怖くて、だいぶ重い怪異事件簿。
時給1万円の面接で、箱の中身がこっちを見ていた
2026/10/02 11:00
人を連れ去る女に「対価は時間でいいですか」と聞いたら契約になった
2026/10/03 06:00
誰もいないオフィスで残業し続ける影に、退勤を押してあげた
2026/10/04 06:00
存在しない13階に呼ばれたので、掃除の手順で回ることにした
2026/10/05 06:00
名乗ったのに連れて行かれなかったら、終電の女に12分を数えられていた
2026/10/05 12:00
先輩の俺から見ても、新人がいちばん怖い
2026/10/06 06:00
辞表を出したら、書類を食べる怪異に食べられた
2026/10/07 06:00
28階の窓を外から叩く人がいたので、開けて話を聞いた
2026/10/08 06:00
あげた定期券で、終電の女が俺の駅まで来られるようになった
2026/10/09 06:00
終電の女の駅が線路の手に食われていて、俺は線路に落ちた
2026/10/10 06:00
線路の手を掃除したら、終電の女が離してくれなくなった
2026/10/11 06:00
鏡に映らない人を直したら、うちの鏡に知らない目がいた
2026/10/12 06:00
洗面所の目に挨拶したら、同僚から鏡の匂いがした
2026/10/13 06:00
引き出しを開けたら、偽物の同僚に「キミ、空っぽだね」と言われた
2026/10/14 06:00
展望デッキの自撮りに、知らない女がだんだん近づいてくる
2026/10/15 06:00
毎晩2時22分に鳴るインターホンに、出てみることにした
2026/10/16 06:00
閉店した床屋の合わせ鏡を、枚数を数えながら奥へ歩いた
2026/10/17 06:00
108枚目の鏡の中で、俺が震えていた
2026/10/18 06:00
忘れ物の棚に、毎晩「誰かの一部」が届く
2026/10/19 06:00
客が消えるタクシーに乗ったら、運転手に行き先を聞かれた
2026/10/20 06:00
洗面所の鏡に引っ越しの段ボールが積まれていて、排水口から指が出た
2026/10/21 06:00
妹が「昨日もお兄ちゃん来たよね」と言うけど、俺は行っていない
2026/10/22 13:00
実家の台所で、俺が泣いている
2026/10/23 06:00
本部の監察官が、俺の中身を見に来た
2026/10/24 11:00
23時の宅配便が、毎晩「再配達」に来る
2026/10/25 06:00
実家の現場で、遺影の隣に知らない人が1人ずつ増えていく
2026/10/26 06:00
夜の歩道橋は、数えると1段増える
2026/10/27 06:00
高校のとき掃除した部屋で、「おかえりなさい」と言われた
2026/10/28 06:00
誰もいない病室から、毎晩23時にナースコールが鳴る
2026/10/29 06:00
差し入れのおにぎりを食べた先輩が、事務所から帰れなくなった
2026/10/30 06:00
うちの大学の旧校舎で、夜の講義が出席を取っている
2026/10/31 06:00
40年前の住人から、切手のない手紙が届いた
2026/11/01 06:00
駅務室の黒板に、3人分の時間割を書くことになった
2026/11/02 06:00
雨の夜のバス停の置き傘を、借りてみた
2026/11/03 06:00
203号室の食卓に、7人が座っている
2026/11/04 06:00