楊泉京物語
平安時代。楊泉宮の経仁という男がいた。先帝の子で、今帝の腹違いの兄弟にあたる。出家をしたいと思いながら何となく日々を過ごすうち、春成という美しい稚児に心を奪われる。春成を手元に置くため、保護者の女六の宮母娘ごと引き取るが、肝心の春成は脱走して姿を現さなかった。
実は、この稚児は女六の宮の娘である青華姫の男装した姿であった。
実は、この稚児は女六の宮の娘である青華姫の男装した姿であった。
あけぼのの巻
1 経仁、内裏にて須磨内侍と言い交わすこと
2023/09/07 21:27
(改)
2 内裏で品定めの行われたこと
2023/09/07 21:28
3 宮が吉野へ花見に行くこと
2023/09/07 21:29
4 宮が春成と見合うこと
2023/09/07 21:30
5 女六の宮に姫のあること
2023/09/08 21:27
6 菖蒲の根比べのこと
2023/09/08 21:27
7 三位の中将が女六の宮の姫君に通ったこと
2023/09/08 21:28
(改)
8 宮が三位の中将と姫君の真実を知ること
2023/09/08 21:28
9 宮が女六の宮母娘を都へ住まわせること
2023/09/09 21:23
10 宮が内裏の宴にて東宮を眺めること
2023/09/09 21:24
11 女六の宮母娘が宮の邸に到着したこと
2023/09/09 21:24
よるの巻
12 宮が望みを橘典侍に伝えること
2023/09/09 21:25
(改)
13 女六の宮の姫君が決して顔を見せないこと
2023/09/10 21:25
(改)
14 宮が女六の宮の姫君に蛍を見せること
2023/09/10 21:25
(改)
15 三位の中将が宮の邸へ現れたこと
2023/09/10 21:27
16 宮の元へ春成が姿を見せたこと
2023/09/10 21:27
17 三位の中将が夜這いの相手の留守を知ったこと
2023/09/11 21:21
18 女六の宮の姫君が生霊となる噂のこと
2023/09/11 21:22
19 女六の宮母娘を内匠大夫の元へ預けること
2023/09/11 21:22
20 宮が紀州へ配流となること
2023/09/11 21:48
21 宮が紀州の国司の館へ到着すること
2023/09/12 21:21
22 紀の姫が宮に懸想すること
2023/09/12 21:22
ゆうぐれの巻
23 宮の好みが誤解を受けていたこと
2023/09/12 21:22
24 宮が紀州の国司を招くこと
2023/09/12 21:24
25 宮が稚児姿の者を見誤ること
2023/09/13 21:19
26 婚礼の宴に知己が現れたこと
2023/09/13 21:20
27 宮が春成を別荘へ連れ帰ること
2023/09/13 21:20
28 春成が正体を明かすこと
2023/09/13 21:21
29 紀の上が妬気に泣き伏すこと
2023/09/14 21:21
30 宮が狩りに出かけること
2023/09/14 21:21
31 姫君がたくましく魚を釣ること
2023/09/14 21:21
32 都から文が届くこと
2023/09/14 21:22
33 宮の通じた女が二人あって驚かれたこと
2023/09/15 21:20
つとめての巻
34 紀の上ご懐妊のこと
2023/09/15 21:21
35 姫君が出仕を求められること
2023/09/15 21:22
36 姫君が楊典侍となること
2023/09/15 21:22
37 一夜のうちに帝と左大将が楊典侍をそれぞれ訪れたこと
2023/09/16 21:20
38 紀の上が出産したこと
2023/09/16 21:21
(改)
39 宮が出家すること
2023/09/16 21:21
40 左大臣の好色が表れること
2023/09/16 21:21
41 大姫の将来を語ること
2023/09/17 21:22
42 寿閣院方へ賊の押し入ること
2023/09/17 21:22
43 楊泉院の隠棲すること
2023/09/17 21:23
終わりに
44 訳者あとがき
2023/09/17 21:23