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敵将に攫われた令嬢は、やがて愛される

作者:くずのは
最新エピソード掲載日:2026/09/03
朔国東部、東州。

名家・沈家に生まれた沈瑶月は、辺境を守る将軍の父と三人の兄に愛され、何不自由なく育った。

王太子・蕭長淵の妃候補として高等な教育を受ける一方、戦場へ赴く家族の力になりたいと医術を学ぶ、聡明な少女だった。

――あの日までは。

永平十六年。

東州を襲った謎の惨劇によって、沈家は滅びた。

家族を失い、傷だらけの姿で都へ送られた瑶月。

それから四年。

瑶月は長淵の軍に従軍する軍医となり、戦場で人の命を救っていた。

そして永平二十年。

戦後の戦場で、瑶月は一人の男と出会う。

景国の若き将軍――劉晟。

沈家を滅ぼした男として、瑶月が憎み続けてきた敵将だった。

しかし、再会は思いもよらぬ形で訪れる。

瑶月は劉晟に攫われ、敵国の将軍の屋敷へと連れて行かれる。

なぜ自分を攫ったのか。

なぜ沈家を滅ぼしたのか。

問いかけても、劉晟は多くを語らない。

けれど、共に過ごすうちに瑶月は気づいていく。

冷酷非道と恐れられる将軍の姿の裏に、誰にも知られていない優しさと、深い傷が隠されていることに。

憎むべき敵のはずなのに。

知れば知るほど、その人を憎めなくなっていく。

そして少しずつ明らかになる、東州で起きた惨劇の真相。

それは、瑶月が信じていた「敵」の姿を大きく覆すものだった。

三国を巡る陰謀。
滅びた沈家に隠された秘密。
「北幻珠」と呼ばれる幻の存在。
そして、十六年前から密かに動き続けていた運命。

家族も、故郷も、すべてを奪われた少女と、
敵国の将軍として生きる青年。

決して交わるはずのなかった二人の運命が、戦乱の世で交差する。

これは、失ったものを抱えながら、憎しみと真実、そして愛の間で揺れる少女の物語。
プロローグ
2026/08/27 16:47
幸せな日々 1
2026/08/27 16:47
幸せな日々 2
2026/08/27 16:48
幸せな日々 3
2026/08/27 16:48
幸せな日々 4
2026/08/27 16:48
幸せな日々 5
2026/08/27 16:48
幸せな日々 6
2026/08/27 16:48
幸せな日々 7
2026/08/27 16:49
前日
2026/08/27 16:49
屠城 1
2026/08/27 16:49
屠城 2
2026/08/27 18:30
屠城 3
2026/08/27 19:00
屠城 4
2026/08/27 20:20
屠城 5
2026/08/27 21:30
残された者 1
2026/08/28 07:00
残された者 2
2026/08/28 16:25
少女の罪
2026/08/28 20:15
間話 満月の下
2026/08/28 22:30
無明
2026/08/29 07:20
夜明け 1
2026/08/29 17:00
夜明け 2
2026/08/29 22:10
落ちた旗
2026/08/30 15:23
滄燼
2026/08/30 21:30
烽火起つ
2026/08/31 07:00
烽火の日々
2026/08/31 17:10
命を賭して
2026/08/31 21:40
白玉の簪
2026/09/01 07:00
命の縁
2026/09/01 17:00
死体拾いの軍医
2026/09/01 21:30
平陽へ
2026/09/02 07:00
間話 北の珠
2026/09/02 17:20
平陽攻略
2026/09/02 21:23
最後の一手
2026/09/03 07:00
荒野の出会い
2026/09/03 17:30
月、攫われる
2026/09/03 21:23
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