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五月の水仙は枯れない

作者:柳田望海
最新エピソード掲載日:2026/10/26
一緒にいると、私が死ぬ。離れると、彼が死ぬ。
五月七日は、何度でもやってくる。

高校三年の春、席替えで隣になった今里裕太。
言葉が遅い私を、急かさずに待ってくれる人だった。
夏祭りの花火の下で想いが通じ、同じ大学に進んで、幸せな一年が過ぎた。

大学二年の五月七日。
その朝から、裕太は変わってしまった。
理由も言わずに私を遠ざけ、知らない人たちと笑い、三週間後、事故で死んだ。

葬儀の帰り、雨の神社で、私は問いかけた。
――裕太は、本当に私のことが好きだったんですか。

目を開けると、高校三年の四月の教室にいた。

何度やり直しても、五月七日が来る。
助けようとしても、離れようとしても、同じ場所にたどり着く。
そして私は知る。
戻っていたのは、私だけではなかったことを。

※作中にDV(恋人間の暴力)、および死亡の描写があります。
プロローグ
プロローグ
2026/09/29 18:10
第一章 好きになる
席替え
2026/09/29 19:40
三日遅れ
2026/09/30 18:10
遠回り
2026/10/01 12:30
白いチョーク
2026/10/01 18:20
答えが来るまで
2026/10/02 11:30
浴衣
2026/10/02 18:20
花火のあと
2026/10/03 10:40
すぐに
2026/10/03 12:20
最後の一枚
2026/10/04 11:30
また明日
2026/10/04 12:30
第二章 五月七日
既読
2026/10/04 20:30
なんでもない
2026/10/05 11:10
のど飴
2026/10/06 12:20
十六分
2026/10/06 20:30
秒針
2026/10/07 18:10
黒い鞄
2026/10/08 11:10
もしも
2026/10/08 17:50
第三章 二度目の春
二十九番
2026/10/09 17:50
ノート
2026/10/10 12:30
青いジャージ
2026/10/10 18:10
三日でいいから
2026/10/11 12:20
住み込み
2026/10/11 12:50
帰れ
2026/10/11 19:10
でも
2026/10/12 14:30
麦茶
2026/10/13 18:10
線香花火
2026/10/14 12:10
また
2026/10/14 20:10
第四章 君のいない世界
交換
2026/10/15 12:30
何もしないで
2026/10/15 18:10
知らない街
2026/10/15 18:10
撮られる側
2026/10/17 11:20
数える日
2026/10/17 15:30
手首
2026/10/17 18:40
長袖
2026/10/18 12:10
飲み会
2026/10/18 13:10
懐かしい
2026/10/18 19:10
角を二つ
2026/10/18 20:10
何度も
2026/10/19 18:10
第五章 最後の願い
四度目の四月
2026/10/20 15:30
三度目の石段
2026/10/21 12:10
行かせない
2026/10/21 18:10
古い一枚
2026/10/22 18:10
外せない
2026/10/23 13:10
五月の印
2026/10/24 11:10
来ない朝
2026/10/24 14:20
四回目
2026/10/24 18:10
二人目
2026/10/25 11:10
逆らう者
2026/10/25 18:10
一人目
2026/10/26 17:20
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