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からくり道中浪漫譚―白詰草異聞―

作者:ロマリアス
最新エピソード掲載日:2026/09/21
壊れたはずの時計が、ほんの一瞬だけ逆向きに針を進めた。

明治四十三年。
蒸気機関と、青く輝く鉱石「天礎石」によって急速な発展を遂げた皇都では、古くから受け継がれてきた職人の技と、新たなからくり文明が肩を並べていた。

皇都の職人町で時計店を営む毒島は、腕は確かだが口も愛想も悪い、偏屈な時計師。
なじみのみつば茶屋で目にした小さな異変は、やがて皇都そのものを揺るがす怪異の始まりとなる。

同じ頃、皇都へ向かう蒸気列車には、不思議な弦楽器を携えた一人の旅人が乗っていた。

二人の出会いは偶然か。
それとも、止まっていた何かが再び動き始めた兆しなのか。

繁栄の陰で、大地を巡る古い地脈は傷つき、現世と異界の境は静かに崩れ始めていた。

人と妖。現世と異界。古き技と新しき文明。

いくつもの運命が皇都で交わるとき、「白詰草」の名のもとに集う者たちの物語が始まる。

明治浪漫と蒸気の街を舞台に描く、出会いと怪異と人情の和風スチームパンク譚。
邂逅編
白虎編
白虎編 第五話 【呼び水】
2026/08/08 10:25 (改)
白虎編 第八話 【雷獣】
2026/08/08 10:44 (改)
青龍編
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