大賢者の奴隷を三百年やってたら最強になってた ~没落貴族のお姫様との冒険と日常と復讐の話~
千年を生きる大賢者が、人知れず死を迎えた。
彼女の奴隷を三百年勤め上げた男が、その死とともに世間へ解き放たれる。
長く過酷な労働を続け、大賢者のわかりにくい愛と加護を一身に受け続けた男は、いつの間にか世界最強の身体能力を手にしていた。
賢者と暮らしていた雪山を降り、はじめに出会ったのは、金の髪もまばゆい少女、リリイ・アメルハウザー。
叔父による謀反によって、地位を奪われ命を狙われ、放浪の旅に出た美貌の姫君である。
長く奴隷であった男は、リリイによってはじめて【名前】を与えられる。
――レオンハルト。
元奴隷には過ぎた響きの名前を与えられたその時から、元奴隷と元貴族の冒険と日常、そして逆襲は始まった。
平身低頭、粉骨砕身、レオンは働く。
ドブさらいをし、屋敷の壁を清め、災害指定の魔獣をワンパンで沈め、襲い来る刺客を秒で返り討ち、騎士団を単騎で撃滅し、風呂を掃除する。
支持者を増やし、仲間を増やす。感謝と敬意、そして色鮮やかな愛情を集め、元奴隷はいつの間にやら英雄に祭り上げられた。
最強の武と狡知、時の運と人望。
敗北者たちによる、最速の成りあがり物語。
彼女の奴隷を三百年勤め上げた男が、その死とともに世間へ解き放たれる。
長く過酷な労働を続け、大賢者のわかりにくい愛と加護を一身に受け続けた男は、いつの間にか世界最強の身体能力を手にしていた。
賢者と暮らしていた雪山を降り、はじめに出会ったのは、金の髪もまばゆい少女、リリイ・アメルハウザー。
叔父による謀反によって、地位を奪われ命を狙われ、放浪の旅に出た美貌の姫君である。
長く奴隷であった男は、リリイによってはじめて【名前】を与えられる。
――レオンハルト。
元奴隷には過ぎた響きの名前を与えられたその時から、元奴隷と元貴族の冒険と日常、そして逆襲は始まった。
平身低頭、粉骨砕身、レオンは働く。
ドブさらいをし、屋敷の壁を清め、災害指定の魔獣をワンパンで沈め、襲い来る刺客を秒で返り討ち、騎士団を単騎で撃滅し、風呂を掃除する。
支持者を増やし、仲間を増やす。感謝と敬意、そして色鮮やかな愛情を集め、元奴隷はいつの間にやら英雄に祭り上げられた。
最強の武と狡知、時の運と人望。
敗北者たちによる、最速の成りあがり物語。
序
プロローグ
2020/02/21 22:33
(改)
01 出会いと気づき
2020/02/21 22:40
(改)
02 戦闘と入浴
2020/02/21 23:03
(改)
03 事情と顔だち
2020/02/22 13:17
(改)
04 名前と武器
2020/02/22 23:06
05 侍女と命令
2020/02/23 10:07
(改)
06 命名と敬語
2020/02/23 19:59
(改)
第一章 アスムス
07 商いの楽園
2020/02/24 11:45
(改)
08 当たり前の権限
2020/02/24 17:49
09 商人の王
2020/02/25 17:26
10 交渉の行方
2020/02/26 18:39
(改)
11 アスムスの訓練場
2020/02/27 16:36
12 予想外の酒宴
2020/02/28 16:41
13 望外の再会
2020/02/29 12:22
14 その名の由来
2020/02/29 21:24
(改)
15 奴隷の本懐
2020/03/01 10:24
16 三人だけの会話
2020/03/01 17:15
17 女子たちの望み
2020/03/01 21:50
18 裏切り者の哀歌
2020/03/02 11:10
19 弾劾の夜
2020/03/02 18:40
20 彼女の秘密
2020/03/03 11:55
21 憤怒の鐘
2020/03/03 19:06
(改)
第二章 ファビアン邸攻防戦
幕間:一 簒奪者の淫欲、家名の恥
2020/03/04 11:50
幕間:二 王家の判定、すべて勝者のもとに
2020/03/04 17:17
22 警戒の厳しいある商家の屋敷に侵入すること
2020/03/05 17:27
23 奇妙な造りの部屋には当然のように罠がしかけてあること
2020/03/06 11:37
24 重すぎるハンデを負ったまま屋敷からの脱出を模索すること
2020/03/06 17:57
25 あまりにも気に喰わない優男をぶちのめしたいと思うこと
2020/03/07 12:26
26 予想外の振る舞いを受けることと、予想外の敵に出会うこと
2020/03/07 17:22
27 恐るべき少女に追い詰められつつ逆転の一手を探ること
2020/03/07 21:28
28 ひどい趣味の少女に嬲られながら時間を稼ぐこと
2020/03/08 12:17
(改)
29 呪いさえ解けてしまえば何の問題もないこと
2020/03/08 17:14
30 種明かしをしつつ、幕引きを狙うこと
2020/03/08 21:10
31 まったく思いがけない申し出を受けて驚くこと
2020/03/09 22:30
32 敵についての耳寄りな情報を手に入れること
2020/03/10 19:28
(改)
33 傷と立場について幼女と語り合うこと
2020/03/11 20:00
34 夜が明けること
2020/03/13 23:50
35 ご飯を食べること
2020/03/15 22:41
第三章 蟠竜討伐戦(前)
36 次なる目標を定めるという話
2020/03/16 19:18
37 昼下がりのお茶会で情報を整理する話
2020/03/17 20:22
(改)
38 今後の方針を確認した後に凶報に触れる話
2020/03/18 21:02
(改)
39 竜の話
2020/03/19 23:20
(改)
40 途方もなく珍しい魔獣に出会うがそれどころじゃない話
2020/03/20 23:57
(改)
41 残された道標を辿りながら主従が会話をする話
2020/03/23 21:28
42 名前だけ知っていた女性についに会ったけれども印象が意外だった話
2020/03/26 22:21
43 魔剣と、魔剣使いについての話
2020/03/28 23:03
44 竜の身に、まことに奇怪なことが起こっているという話
2020/03/29 21:39
45 竜の正体と進むべき道についての話
2020/03/30 22:37
幕間:三 精神の崩落、闇に蠢く者たちの影
2020/03/31 22:33
幕間:四 その顛末、愚者による無限回廊
2020/04/01 23:20
幕間:五 蘇る闇、千年の濁り
2020/04/02 18:14
46 最後の手段はまだまだ残されているのだという話
2020/04/03 22:08
47 竜と対話し、その名を聞きだすという話
2020/04/04 18:43
48 はじめから、戦う理由はたったひとつだったのだという話
2020/04/05 23:27
(改)
49 深く深く傷ついた命には当然のようにできることとできないことがあるという話
2020/04/06 23:03
50 長い長い人生を生きてきた男が、一縷の望みにかけてその人生を振り返るという話
2020/04/07 23:31