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目利きの令嬢と、紙の刃の論客

作者:佐々木勇二
最新エピソード掲載日:2026/06/18
婚約者は、世界を裁いて回ると言い出した。
ロウ・タハライトは、法と数字だけを信じる若き論客である。そして、世界最大級の財閥ヴァルハイト公爵家の令嬢ミト――何でも見抜く「目利き」の持ち主にして、彼の婚約者――の世界漫遊に、とことん付き合わされる男でもある。
『世界の上流社会とやらが、わたくしたちに値するか、見極めてまいりますわ』。令嬢のその一言で、二人は各国を巡る旅に出た。待っていたのは、絢爛な宮殿に着飾りながら、中身の空疎な王侯貴族たち。令嬢が最上級の気品で誇りを砕き、論客が最上級の論理で逃げ道を塞ぐ。そして、彼女が下した鮮やかな断罪を、後から一枚の動かぬ書面に変えていくのが、いつもロウの仕事だった。
だが旅の果てに二人を待っていたのは、剣も毒も使わず、その名すら根こそぎ奪う、本国の「紙の刃」――。
令嬢が裁き、論客が始末する。豪華絢爛 × 公開断罪 × 異国巡歴。痛快ロマネスク、開幕。
旅装の令嬢
2026/06/16 11:18
鏡は、嘘をつかない
2026/06/16 13:08
黄金のもてなし
2026/06/16 13:09
花の名前
2026/06/16 13:10
花の値
2026/06/16 13:10
砂に刻む帳簿
2026/06/16 19:54
礼の門
2026/06/16 20:35
論理の限界
2026/06/17 15:09
形を越える泥
2026/06/17 15:10
名のない客
2026/06/17 15:11
消えない悪意
2026/06/17 15:11
溶ける宮殿
2026/06/17 15:12
溶けぬもの
2026/06/17 15:14
凡庸という仮面
2026/06/17 15:14
削られぬもの
2026/06/17 15:15
賽の目の玉座
2026/06/17 15:16
嵐の前夜
2026/06/17 15:16
紙の刃
2026/06/17 15:17
効かぬ印籠
2026/06/17 15:18
承認の儀
2026/06/17 15:18
空の戴冠
2026/06/18 20:25
静かな選択
2026/06/18 20:26
凪ぐ国
2026/06/18 20:27
波、ひとつ
2026/06/18 20:28
形の牢
2026/06/18 20:29
最速の礼
2026/06/18 20:30
名を、賭ける
2026/06/18 20:30
顔のない街
2026/06/18 20:31
同じ手
2026/06/18 20:32
写せぬ総意
2026/06/18 20:33
呼ばれぬ名
2026/06/18 20:34
重荷
2026/06/18 20:35
数えるほど
2026/06/18 20:35
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