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怪物のコメントが見える底辺カメラマン、ダンジョン配信で成り上がる

作者:七瀬ナギ
最新エピソード掲載日:2026/11/01
戦闘力ゼロのカメラマン・志摩タクトに見えるのは、人間のコメント欄には存在しない、怪物たちの赤い文字だった。

《右の壁を叩け。抜け穴がある》

命を救ったその文字は、礼を求める代わりに、彼らを撮れと迫ってくる。
怪物の言う「安全」は、人間の安全ではない。ボス同士の決闘は、ただの殺し合いではない。スライムにも、犬にも、ボスにも、人間の知らない関係と掟がある。

タクトは観察眼と撮影技術で、彼らが何を隠し、何を残そうとしているかを画面に収めていく。だが、何でも映すことが良い仕事とは限らない。場所を明かせば、誰かの暮らしが壊れることもある。

人間には撮れない映像を撮る男は、やがて怪物からも人間からも、一本十万円の撮影を求められるようになる。
第一章 怪物たちの世界を撮る
第二章 神画角に値段がつく
第三章 氷の向こうにいた人
第四章 七層の評議
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