↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
PR

最強の真祖ヴァンパイアは、ハズレ職に守られたい

作者:ねこたん
最新エピソード掲載日:2026/11/02
※本作は「カクヨム」にも掲載しています。

三十四人が召喚された。三十三人が、名前を呼ばれた。

黒崎蓮の鑑定結果は、職業《バーサーカー》。固有能力欄は空白。魔力ゼロ。
「ハズレだ」——王のその一言で、蓮は誰も生きて戻らない森へ捨てられた。

十二日目。森の奥で、蓮は見えない壁に行き当たる。
向こうに誰かがいる。そう思って、叩いた。何度も叩いて、額をつけて頼み込んだ。

壁が、消えた。

立っていたのは、裸足の少女だった。黒髪に、赤い瞳。
掠れた声で、こう言った。「うるさい」「帰って」

——彼女は、五百年を生きた真祖ヴァンパイア。全ヴァンパイアの始祖。
心臓を潰されても再生し、誰にも殺せない。
だからこそ、自分の犯した過ちの報いを受けることもできなかった。

二度と誰にも会わないと決めて、結界を張り、血を断ち、いつか終わる日を待っていた。

その決意は、血の匂いのする人間ひとりで壊れた。

目を覚ました蓮の下には、枯れ草が丁寧に敷かれていた。
「地面が、冷たいから」

死ねない少女と、捨てられた男。
やがて彼女は、彼にだけ、あることを言うようになる。

「……守って」
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。