魔法特許庁ーーその魔法、違法ですーー
最新エピソード掲載日:2026/05/13
魔法が世界に溶け込んで、三十年。
魔法特許庁(MPB)には今日も、誰かが作った術式が持ち込まれる。
補助係の神崎ハルトは、魔法が使えない。
発現投与を受けたが、適合しなかった。
腕輪はない。魔法も出ない。
ただ、術式を読むことができる。記録を覚えることができる。そして——面白いと思うことができる。
非適合者がなぜ魔法特許庁で働くのか。
同僚に聞かれるたびに、彼は少し考えてから答える。
「面白いので」
八歳の子どもが初めて灯した光の登録から、二十年間遺品の中に眠っていた術式の申請まで。魔法を持たない男は今日も、誰かが作ったものを、紙の上で丁寧に追う。
そしてある日、三十四万件を超える記憶の中に、ひとつの一致を見つける。
魔法特許庁(MPB)には今日も、誰かが作った術式が持ち込まれる。
補助係の神崎ハルトは、魔法が使えない。
発現投与を受けたが、適合しなかった。
腕輪はない。魔法も出ない。
ただ、術式を読むことができる。記録を覚えることができる。そして——面白いと思うことができる。
非適合者がなぜ魔法特許庁で働くのか。
同僚に聞かれるたびに、彼は少し考えてから答える。
「面白いので」
八歳の子どもが初めて灯した光の登録から、二十年間遺品の中に眠っていた術式の申請まで。魔法を持たない男は今日も、誰かが作ったものを、紙の上で丁寧に追う。
そしてある日、三十四万件を超える記憶の中に、ひとつの一致を見つける。
「それでも、ここにいる」
2026/05/08 11:00
「水の中に、石を置く」
2026/05/08 11:00
「なんとなく、じゃない」
2026/05/08 11:00
「晴れた日に、できないこと」
2026/05/08 11:00
「父の字で書かれた術式」
2026/05/08 11:00
「取り下げ、そして来庁」
2026/05/08 11:00
「審査と、電話」
2026/05/08 11:00
「この庁舎の中で」
2026/05/08 11:00
「それでも、仕事だった」
2026/05/08 11:00
「父の術式、もう一度」
2026/05/08 11:00
「なんとなく、付き合って」
2026/05/08 11:00
「登録されていない魔法」
2026/05/08 11:00
「まあ、俺に言わせれば」
2026/05/08 11:00
「三階の仕事」
2026/05/08 11:00
「仕事として、来た」
2026/05/08 11:00
「持ち込まれた話」
2026/05/08 11:00
「記憶の中にあったもの」
2026/05/08 11:00
「記録として、残す」
2026/05/08 11:00
「三階が落ちた日」
2026/05/08 11:00
「風と、氷と」
2026/05/08 11:00
「奪われたもの、残ったもの」
2026/05/09 11:00
「ニュースと、電話と」
2026/05/09 11:00
「ザ・ディベート」(番外編)
2026/05/10 21:57
「狭い四階」
2026/05/10 11:00
「制度の話をしに来た人」
2026/05/10 11:00
「十一月の残業」
2026/05/11 11:00
「十二月二十五日」
2026/05/11 11:00
「帰省」
2026/05/12 11:00
「会社説明会」
2026/05/12 11:00
「四月、また始まる」
2026/05/13 11:00
「七月のフロア」
2026/05/13 11:00