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明智十兵衛、天下を統べる

作者:岡崎 隆幸
最新エピソード掲載日:2026/09/26
 戦国時代――。
後に「本能寺の変」と呼ばれる事件により、織田信長を討った明智光秀。
だが、その実態は歴史書に記されたものとは大きく異なっていた。
光秀こと明智十兵衛は、現代日本から転生した男だった。
前世で彼が命を落としたのは、ソロキャンプへ向かう途中、信号無視をしたトラックから一人の女性を庇ったため。
そして皮肉にも、その女性もまた、この戦国の世へと転移していた。
彼女の名は――妻木煕子。
しかし、彼女はまだ知らない。
目の前にいる明智十兵衛こそ、自分を救って命を落とした、あの青年だということを。
転生した十兵衛は、幼少の頃から前世の記憶と知識を頼りに、戦国の歴史を変えようと動き始める。
美濃で山賊を討ち、明智城へ帰還。
斎藤道三――「美濃の蝮」と呼ばれる男に認められ、鉄砲の調達や医師の招聘、堺・京との人脈作りに奔走する。
今井宗久ら、後の時代を左右する人物たちとも関わりながら、十兵衛は少しずつ自らの力を蓄えていく。
やがて妻木家との縁談が持ち上がり、煕子との婚約が決まる。
だが、十兵衛には一つの大きな問題があった。
――この先に、織田信長がいる。
そして歴史を知る十兵衛には、その先に待つ「本能寺の変」の結末も分かっている。
ならば、歴史を変える。
信長を討つのではなく――生かす。
信長と嫡男・信忠には、本能寺の変が起こる前から計画を打ち明け、二人を異国へ逃がす。
そのために十兵衛は、戦国の常識を超えた軍制、鉄砲運用、医療、交易、海外航路を整えていく。
だが、歴史を変えれば変えるほど、未来は予測不能になっていく。
 
第十二話 二度目の堺入り
2026/08/31 08:04 (改)
第十五話 煕子との婚約
2026/09/01 19:51 (改)
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