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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

クロス・ナラティブ(Cross-narrative)ミステリー小説

沈黙のパッサカリア

作者:隠岐群青
最終エピソード掲載日:2026/10/16
一六八九年、ロンドン。写譜師ナサニエル・クルーは、パーセルの《ディドとエネアス》の低音の上に、誰にも読めない形で一つの名前を刻む。誰も呪わないと決めた女王の歌の、その地面の上に。

三百年後の秋、東京。バロック・チェロ奏者の早瀬奏は、師である音楽学者・氷室慧が殺された現場で、遺された楽譜に奇妙な書き込みを見つける。「全てはバッサカリアが教えてくれる」。師の口癖と一文字だけ違うその一行から、奏は刑事の久我とともに、師が最後に残した謎を追い始める。事件の周りにあったのは、新発見と騒がれた写本と、その真贋をめぐる欲だった。十七世紀の密告と、現代の偽作。二つの時代の低音が、同じ問いに向かって歩いていく。

10/2 文芸日間ランキング7位。本当にありがとうございます。

10/21 今日から新シリーズが始まります。よろしければそちらもよろしくお願いします!
序章 封蝋
2026/09/18 08:00
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