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俺の転生チート《超成長》がどう考えても壊れている ~楽するために努力していたら故郷が発展していきます~

作者:MIYA
最新エピソード掲載日:2026/10/26
 チートなんてない。なのに本人だけが、今日も誰より頑張っている。

俺は日本で死んだ。

 そして異世界に転生し、女神から規格外のチート《超成長》を授かった。

 ……はずだった。

 農家の少年トウマが目を覚ましたのは、魔物のボアにはねられて二日後のこと。

 本人は前世の記憶を取り戻したと大喜び。しかし、家族も幼なじみも、女神なんて知らないし、彼が見せようとするステータス画面も見えない。

 おまけに、事故より前にトウマが書いた空想の国の話は、本人の語る「日本」と妙によく似ていた。

 それでもトウマは疑わない。

「《超成長》があるなら、努力しない方が損だろ!」

 楽して強くなるために猛特訓。効率よく稼ぐために罠を研究し、依頼の記録を取り、失敗すれば原因を調べる。

 本人はチートのおかげだと思っているが、周囲から見れば、やたら準備がよくて仕事熱心な新人冒険者でしかない。

 しかも、トウマには大きな夢があった。

 朝の水くみも、夜の畑番もない暮らしがしたい。そのためには、故郷ハルディンを便利で人が集まる町にすればいい!

 こうして少年は、町づくりの資金と知恵を求め、仲間とともに冒険者の道を歩み始める。

 魔物との戦い、迷宮の探索、道具の改良、金策、そして各地で出会う人々。

 楽をするための努力は、いつしか仲間を育て、故郷を変えていく。

 これは、存在しないチートを信じ続ける少年が、本物の努力と仲間の力で夢を形にしていく、勘違い冒険ファンタジー。

 なお、本人は今日も《超成長》が壊れていると確信している。
第1章 俺のチートは村から始まる
第2章 傷と荷物を抱えて旅に出る
第3章 都会の仕事には近道がない
第4章 迷宮では逃げることも仕事
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