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ジュリエットにはなれなかった

作者:まぎこ
最新エピソード掲載日:2026/11/04
「その悩み、どうにか解決してみせましょう」

三か月前から、ストーカーに怯えている。
警察は「気のせいじゃない?」と取り合ってくれない。巻き込みたくないから、親にも友達にも言えない。

高校二年生の本木詩子が最後に頼ったのは、普段入ることができない屋上にいるという噂の数学教師・千夏先生だった。

事件はあっけなく解決し、詩子の日常は戻ってくる。

文化祭では、ひょんなことからジュリエットを演じることになった。
千夏先生もまた、思いがけずステージに立つことになる。

舞台の上で、詩子はどうしてか千夏先生から目が離せない。

けれど、その日常は長くは続かなかった。

先生が詩子に遺したのは、一つの古い懐中時計。

大切な人が、また一人いなくなる。

それでも時間は止まらず、学校は、日常は、続いていく。

やがて詩子は、その時計をきっかけに、友人たちとともに「未来を見る」という力に触れていく。

誰かを救いたいという思いは、ときに別の誰かを傷つける。

遺された時計と、夢に見る誰かの経験。

詩子が日々を過ごしながら少しずつ辿り着いたのは、「鏡像」という一つの答えだった。

これは、能力で戦う物語ではない。
ましてや無双する物語でもない。

学園×青春×ミステリー。
ひとりの少女の、喪失と選択と愛の物語。
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