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『幼馴染を優先して何が悪い』と婚約者が言うので、私も幼馴染を優先することにしました。――私の幼馴染、隣国の皇帝なんですけど

『幼馴染を優先して何が悪い』と婚約者が言うので、私も幼馴染を優先することにしました。――私の幼馴染、隣国の皇帝なんですけど【連載版】

最新エピソード掲載日:2026/10/19
「幼馴染を優先して、何が悪い」

誕生日の夕食も、夜会のエスコートも、三年間ずっと幼馴染を優先してきた婚約者。
辺境伯令嬢シャルロットは、怒りもせずににっこり笑った。

「何も悪くありませんわ。では、私もそういたします」

十年間「元気です」とだけ返してきた幼馴染への手紙に、初めて本当のことを書いた夜から、すべてが動き出す。
帝国の早馬が三頭、馬車十台分の贈り物、ひっくり返る王宮。
そして秋の舞踏会、氷の皇帝が彼女の前で片膝をついた。

「遅くなった、シャル」

舞踏会の翌朝、門の外で夜中から待っていた皇帝は、毎朝ひとつだけ聞くと言う。
「まだか」
「まだです」

帝国を自分の目で見てから決める――そう決めたシャルロットを帝都で待つのは、皇后候補の令嬢十二人と、皇帝の「まことの幼馴染」と呼ばれる公爵令嬢で――。

※第1話は短編と同じ内容です。第2話から続きになります。
第1章 幼馴染は、皇帝でした
第二章 国境の砦
第四話 三日月の刃
2026/10/14 18:00 (改)
第三章 皇帝の街道
第四章 帝都の十二人
第八話 皇太后の召し
2026/10/18 12:00 (改)
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