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王都を追放された災害復旧官、ハズレスキル《断脈視》で滅びかけの辺境を再生する ~攻撃も回復もできない俺だけが、世界の壊れる場所を知っている~

作者:HIЯO
最新エピソード掲載日:2026/08/26
壊れる場所は見える。

だが、原因も、直し方も分からない。

王国復興局の復旧官レオン・アーデンは、建物や地形に走る「崩壊の前兆」を見る固有スキル《断脈視》を持っていた。

しかし、攻撃も回復もできず、壊れかけた場所が見えるだけの能力は、何も生み出せないハズレスキルと評価されていた。

王都の祭典当日。

水路橋に迫る崩壊を見抜いたレオンは、命令に背いて人々を退避させ、大惨事を防ぐ。

ところが上層部は、自らの判断ミスを隠すため、命令系統を乱した責任をレオンへ押しつけた。

こうしてレオンは、王都から「復旧不能」と呼ばれるヴァレイン辺境領へ、事実上追放される。

赴任先の領都では、水路が壊れ、橋が落ちかけ、防壁は機能を失い、人々は土地を捨て始めていた。

最初に突きつけられたのは、崩壊寸前の主水路。

街に残された水は、わずか三日分だった。

《断脈視》が教えるのは、壊れる場所と、崩壊が広がる方向だけ。

原因も、正しい工法も、必要な資材も表示されない。

それでもレオンには、王国各地の災害現場で培った経験がある。

現場を調べ、記録を読み、人々の話を聞き、職人の知恵を借りる。

そして、領主、職人、兵士、住民たちを一つの目的へ向けて動かしていく。

攻撃も回復もできない。

それでも、壊れる前に人と土地を救うことはできる。

これは、誰にも評価されなかった復旧官が、仲間とともに滅びかけた辺境を再生し、自らの仕事の価値を証明していく物語。
序章
第一章 水の戻る街
02話 水を止めろ
2026/07/28 20:10
04話 死んだ水路
2026/07/30 20:10
08話 水が戻る朝
2026/08/03 20:10
第二章 道をつなぐ
11話 道の下の水
2026/08/06 20:10
12話 水を逃がせ
2026/08/07 20:10
13話 荷を渡せ
2026/08/08 20:10
14話 道を支えろ
2026/08/09 20:10
15話 橋を壊せ
2026/08/10 20:10
16話 荷車を通せ
2026/08/11 20:10
17話 道を開け
2026/08/12 20:10
第三章 街を守る壁
19話 沈黙する壁
2026/08/14 20:10
21話 壁の外
2026/08/16 20:10
24話 力の逃げ道
2026/08/19 20:10
25話 壁に灯る朝
2026/08/20 20:10
第四章 沈みゆく街
29話 街を空ける
2026/08/24 20:10
30話 境界
2026/08/25 20:10
31話 街は残った
2026/08/26 20:10
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