そのダンジョン事故、保険金は下りません 〜戦えない査定人が、S級クランの嘘を数字だけで剥がします〜
最終エピソード掲載日:2026/09/05
ダンジョンで死んだ探索者の、死亡保険金三億円。書類は完璧でした。——ですが、ご主人は魔物に殺されていません。
鵜飼遼、二十八歳。ダンジョン保険の損害査定人。戦闘力ゼロ、スキルなし、持っているのは約款と統計と現場の数字だけ。
S級クラン「アルゴス」が過去三年で出した死亡事故は十七件。そのうち十五件が、査定を素通りして支払われていた。
鵜飼は現場に降り、遺体の傷の形と魔物の攻撃力分布を突き合わせて、たった一行で三億円を止める。
「そのダンジョン事故、保険金は下りません」
——一件ずつ嘘を剥がしていった先に、事故報告書の書式が全部同じだという事実が残った。誰かが、事故の作り方を配っている。
主人公は最後まで強くなりません。強くなるのは、剥がした嘘の数だけです。
第1部全30話・書き溜め済み。三億円の不払いが、どこまで遡れるかの話です。
数字で嘘が崩れる瞬間が好きな方へ。殴らないざまぁをお届けします。
鵜飼遼、二十八歳。ダンジョン保険の損害査定人。戦闘力ゼロ、スキルなし、持っているのは約款と統計と現場の数字だけ。
S級クラン「アルゴス」が過去三年で出した死亡事故は十七件。そのうち十五件が、査定を素通りして支払われていた。
鵜飼は現場に降り、遺体の傷の形と魔物の攻撃力分布を突き合わせて、たった一行で三億円を止める。
「そのダンジョン事故、保険金は下りません」
——一件ずつ嘘を剥がしていった先に、事故報告書の書式が全部同じだという事実が残った。誰かが、事故の作り方を配っている。
主人公は最後まで強くなりません。強くなるのは、剥がした嘘の数だけです。
第1部全30話・書き溜め済み。三億円の不払いが、どこまで遡れるかの話です。
数字で嘘が崩れる瞬間が好きな方へ。殴らないざまぁをお届けします。
第1話:そのダンジョン事故、保険金は下りません
2026/08/13 17:00
第2話:払ってしまえば、誰も困らない
2026/08/13 18:00
第3話:その傷は、魔物のものではありません
2026/08/13 19:00
第4話:六花さんは、なぜ辞めたんですか
2026/08/13 20:00
第5話:原資、とおっしゃいましたね
2026/08/13 21:00
第6話:私は、いつも発生日から見ます
2026/08/13 22:00
第7話:書式が同じなんですよ、全部
2026/08/13 23:00
第8話:支払い済みの案件は、開けられません
2026/08/14 18:00
第9話:不払いにした家には、必ず行きます
2026/08/15 18:00
第10話:十七件、全部お返しします
2026/08/16 18:00
第11話:正しさは、今期いくらになるの
2026/08/17 18:00
第12話:発生日が、契約日より後なんです
2026/08/18 18:00
第13話:あなたは担当を外れなさい
2026/08/19 18:00
第14話:その縄の番号、控えておきます
2026/08/20 18:00
第15話:わたし、書類は読めないんで
2026/08/21 18:00
第16話:発生日の欄が、空欄なんです
2026/08/22 18:00
第17話:二十年前も、同じことを言った人がいた
2026/08/23 18:00
第18話:その再保険、機構が引き受けていますね
2026/08/24 18:00
第19話:そちらの様式番号を、教えてください
2026/08/25 18:00
第20話:開示は、いたしかねます
2026/08/26 18:00
第21話:様式を作った人間が、いるはずです
2026/08/27 18:00
第22話:前の晩の、留守番電話
2026/08/28 18:00
第23話:十七件とも、湧いたばかりの迷宮でした
2026/08/29 18:00
第24話:あれは、俺が刷ったんじゃない
2026/08/30 18:00
第25話:様式第七号、起案者欄
2026/08/31 18:00
第26話:議事録には、想定の範囲内と書いてあります
2026/09/01 18:00
第27話:連れて行かないでください、と言われました
2026/09/02 18:00
第28話:訴えを、取り下げます
2026/09/03 18:00
第29話:あなたが払わなかったから
2026/09/04 18:00
第30話:それでも、保険金は下りません
2026/09/05 18:00