八十八回目の夏 〜ぜんぶ読んでいた人が、ひとりだけいた〜
最新エピソード掲載日:2026/11/02
感想は、ぜんぶ同じ名前だった。
都心から祖母の家に来た夏、汐見真尋(しおみまひろ)のもとに、久しぶりの感想がひとつ届く。誰にも読まれない話を、八十八回も直した夜に。投稿する前に自分で消した一行まで、知っている読者から。
呼び出された場所は、ずいぶん前に閉めたきりの古本屋・汀書房(みぎわしょぼう)。開くはずのない戸の向こうに、夕暮れの岸辺の町がある。坂じゅうに色糸を干す町で、空には月のかわりに大きな糸巻きがかかっている。
たったひとりの読者・綴と、真尋はその町を巡りながら、書けなかった続きを一行ずつ書いていく。ただしそこは、通うたび、なにかが静かに遠のく場所で。
綴は、なぜ、この話だけを読んでいたのか。
※本作は他の小説投稿サイトにも掲載しています。
都心から祖母の家に来た夏、汐見真尋(しおみまひろ)のもとに、久しぶりの感想がひとつ届く。誰にも読まれない話を、八十八回も直した夜に。投稿する前に自分で消した一行まで、知っている読者から。
呼び出された場所は、ずいぶん前に閉めたきりの古本屋・汀書房(みぎわしょぼう)。開くはずのない戸の向こうに、夕暮れの岸辺の町がある。坂じゅうに色糸を干す町で、空には月のかわりに大きな糸巻きがかかっている。
たったひとりの読者・綴と、真尋はその町を巡りながら、書けなかった続きを一行ずつ書いていく。ただしそこは、通うたび、なにかが静かに遠のく場所で。
綴は、なぜ、この話だけを読んでいたのか。
※本作は他の小説投稿サイトにも掲載しています。
第1話「八十八回目」
2026/10/07 10:14
第2話「たったひとりの読者」
2026/10/07 10:14
第3話「ガラスが濡れる日」
2026/10/07 10:15
第4話「坂の町」
2026/10/07 19:10
第5話「一行」
2026/10/08 19:10
第6話「置くのは今夜だけ」
2026/10/09 19:10
第7話「橋」
2026/10/10 19:10
第8話「上」
2026/10/11 19:10
第9話「舟」
2026/10/12 19:10
第10話「底」
2026/10/13 19:10
第11話「表まで」
2026/10/14 19:10
第12話「光」
2026/10/15 19:10
第13話「閉じる」
2026/10/16 19:10
第14話「三度」
2026/10/17 19:10
第15話「読者が、二人」
2026/10/18 19:10
第16話「二人」
2026/10/19 19:10
第17話「今日の分」
2026/10/20 19:10
第18話「歩く人」
2026/10/21 19:10
第19話「頭」
2026/10/22 19:10
第20話「晴れる」
2026/10/23 19:10
第21話「開かない」
2026/10/24 19:10
第22話「言えないなら」
2026/10/25 19:10
第23話「消された言葉」
2026/10/26 19:10
第24話「ひとりでいい」
2026/10/27 19:10
第25話「運び屋」
2026/10/28 19:10
第26話「切ってください」
2026/10/29 19:10
第27話「名前」
2026/10/30 19:10
第28話「明日、空が薄くなったら」
2026/10/31 19:10
第29話「最初に」
2026/11/01 19:10
第30話「切り屋の秋」
2026/11/02 19:10