万年馬丁のおっさん、配置換えで竜厩舎に回されたら王国中の竜が俺にしか懐かなくなった ~騎士様が頭を下げに来るけど、俺はただ世話をしてるだけです~
最終エピソード掲載日:2026/09/17
四十三歳のダグは、二十年間、騎士団の馬厩で掃除と餌やりを続けてきた。昇給もなく、名前の代わりに呼ばれるのは「馬糞のおっさん」。そんな彼に命じられたのは、誰も近づきたがらない北の竜厩舎への配置換えだった。
怒り続ける黒竜に、ダグは剣も魔法も向けない。水桶を置き直し、餌の時刻を守り、痛む場所を見つける。馬たちにしてきたことを、今日も続けただけ。それなのに、竜は彼の前で頭を下げた。
騎士に名前を呼ばれ、給料袋が重くなり、自分だけの部屋の鍵を渡される。幼竜の成長、飛べなくなった老竜、遠い砦からの依頼。頼られる仕事が増えるにつれ、ダグは、褒め言葉も休みも受け取っていいことを知っていく。
二十年間の手の働きを見つけてもらえた男が、自分の居場所と、その先の暮らしを手に入れる物語。
怒り続ける黒竜に、ダグは剣も魔法も向けない。水桶を置き直し、餌の時刻を守り、痛む場所を見つける。馬たちにしてきたことを、今日も続けただけ。それなのに、竜は彼の前で頭を下げた。
騎士に名前を呼ばれ、給料袋が重くなり、自分だけの部屋の鍵を渡される。幼竜の成長、飛べなくなった老竜、遠い砦からの依頼。頼られる仕事が増えるにつれ、ダグは、褒め言葉も休みも受け取っていいことを知っていく。
二十年間の手の働きを見つけてもらえた男が、自分の居場所と、その先の暮らしを手に入れる物語。
第1部 北の厩舎
第1話 水桶ひとつぶんの場所
2026/09/06 06:20
第2話 食べ終わるまでの朝
2026/09/06 12:20
第3話 杖の先が示すところ
2026/09/06 20:20
第4話 青い刷毛と夜の息
2026/09/07 06:20
第5話 外された鞍
2026/09/07 12:20
第6話 今日は地面にいる
2026/09/07 20:20
第7話 洗濯係の耳
2026/09/08 06:20
第8話 空けてあった椅子
2026/09/08 12:20
第9話 殻の向こうから
2026/09/08 20:20
第10話 額を預ける相手
2026/09/09 06:20
第2部 名前で呼ばれる
第11話 その手を止めてください
2026/09/09 12:20
第12話 眠る人の名前
2026/09/09 20:20
第13話 降りるための合図
2026/09/10 06:20
第14話 報告書の二文字
2026/09/10 12:20
第15話 飛ぶ人と待つ人
2026/09/10 20:20
第16話 空へ上がった黒い影
2026/09/11 06:20
第17話 見てもらうための戸
2026/09/11 12:20
第18話 王女の片方の手袋
2026/09/11 20:20
第19話 何があれば楽になりますか
2026/09/12 06:20
第20話 俺が持っていていい鍵
2026/09/12 12:20
第3部 戻らなくていい
第21話 戻れという紙
2026/09/12 20:20
第22話 足のために払う金
2026/09/13 06:20
第23話 覚えていた鼻先
2026/09/13 20:20
第24話 笑わなかった人
2026/09/14 06:20
第25話 待っている方へ
2026/09/14 20:20
第26話 まだ見ぬ青い竜のために
2026/09/15 06:20
第27話 箱の外へ続く陰
2026/09/15 20:20
第28話 皿から離れた場所
2026/09/16 06:20
第29話 謝る手で、桶を洗う
2026/09/16 20:20
第30話 北竜厩舎を希望します
2026/09/17 06:20