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自己肯定感最強令嬢に『選ばせますわ!』と迫られた俺は、もう逃げられない

作者:綾見 晴
最新エピソード掲載日:2026/09/01
これはよくある婚約破棄から始まる物語──ではなかった。

「アフロティーナ・ヴェルシェ侯爵令嬢、この時をもって、お前との婚約を破棄する!」

婚約者である第二王子から婚約破棄を宣言されたアフロティーナ・ヴェルシェは、一切嘆くことはなかった。むしろ笑顔を浮かべ、婚約破棄を受け入れた。
──イカれた発言と共に。

「わたくしも、常々思っておりました」

「あらゆる神々が何千年もの間試行錯誤を繰り返しながら創り上げた最高傑作としか思えない絶対的な美しさを持つわたくしに、殿下では相応しくないと」

そして婚約破棄の直後、その足は別の男へ一直線に向かい、こう宣言する。

「必ずあなたに──わたくしを選ばせますわ!」

自他共に認める絶世の美女、自己肯定感は天元突破している彼女が狙うは、平穏に生きたいと望む子爵家の次男坊、カイラス・リッツバーグだった。

「何で俺なんだよ⁉︎」

断っても断っても揺るがない美しすぎる厄災に望まれた彼に、もう逃げ場はない。

自己肯定感最強の押せ押せ令嬢(わたくしのこと好きでしょう?)×平穏を望む苦労性次男坊(……くそっ、顔はめっちゃ好きだ!)の温度差ラブコメディ、開幕!
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