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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

銀猫シリーズ

銀髪の猫はなにを願う

作者:熊猫
最新エピソード掲載日:2026/08/11
銀髪の猫耳少女・ファナは、
いつも“誰かに守られる存在”だった。

優しくされれば、それに応えようとした。
求められれば、期待に応えようとした。
誰かが自分のために願ってくれるなら、
その願いを裏切ってはいけないと思っていた。
けれど――
優しさも、善意も、祈りさえも。
気づけばすべてが、彼女を縛るものになっていた。

逃げることも、抗うことも、
自分が何を望んでいるのかさえ知らなかった少女は、
人々との出会いを重ねながら、
少しずつ世界を知っていく。

冒険者として街を歩き、
森を巡り、依頼を受け、
誰かを助け、誰かに助けられる。
失敗して落ち込む日もあれば、
くだらないことで笑う日もある。
知らなかった景色を見て、
知らなかった料理を食べ、
友人たちと騒ぎ、
大切な人と同じ場所へ帰る。
そんな何気ない毎日が、
ファナにとっては、
知らなかった“生きること”そのものだった。

けれど、世界は優しいことばかりではない。
善意が誰かを傷つけることもある。
守ろうとする想いが、自由を奪うこともある。
正しいと思った道が、誰かにとって残酷なものになることもある。

それでもファナは、
出会った人々と向き合いながら歩いていく。
「嫌だ」と言ってもいい。
「助けて」と頼ってもいい。
誰かを頼ってもいい。

そして――
自分の幸せを、自分で選んでもいい。

ファナは英雄になりたいわけではない。
世界を救うために歩き始めたわけでもない。

ひとりの少女が、
誰かに決められた生き方ではなく、
「自分で生き方を選ぶ」ことを覚えていく物語。

冒険の中で生まれる絆。
帰りたいと思える場所。
血の繋がりだけではない家族。
ファナの歩みは、
やがて出会った人々にも、
少しずつ変化をもたらしていく。

誰かを救ったつもりが、
自分の方が救われていたり。
守られていた少女が、
いつしか誰かの手を取る側になっていたり。

そんな変化を重ねながら、
彼女の世界は広がっていく。
静かで、あたたかく、
それでも時には残酷な世界の中で――

銀髪の猫は、
自分が本当に願うものを探し続ける。

これは、ひとりの銀猫の成長と、
彼女を取り巻く人々が紡いでいく、
長い家族の物語。

※人物の心の変化や関係性をゆっくり描いています。
派手に動かない回もありますが、日常や冒険を重ねながら物語は少しずつ広がります。
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エピソード 201 ~ 224 を表示中
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