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契約結婚した旦那様は、私の作品の熱烈なファンでした~貴方が毎日褒めるその覆面作家、正体は私です~

作者:天崎
最新エピソード掲載日:2026/10/31
【本編完結済み】
平凡な男爵令嬢のクララには、もうひとつの裏の顔がある――。
平民の間で絶大な人気を誇る覆面作家、クラヴィス・クライン。
その正体こそ、クララだった。
貴族令嬢が平民向けの娯楽小説を書くなど、家名を傷つけかねない行為。
それでも――書くことはやめられなかった。

ある日クララの元に、面識のない公爵令息オスカー・リューベルトからの求婚の話が飛び込んでくる。

「私には誰にも言えない趣味がある。――それを守るために、貴方と契約結婚をしたい」

互いの生活に干渉せず、愛情も求めない契約結婚。
実家のため、そして誰にも邪魔されず執筆を続けるため、クララにとっては願ってもない条件だった。

しかし、公爵家に嫁いだ以上、これまで以上に作家としての正体を知られるわけにはいかない。
だから結婚後も、作家としての正体を隠し通すつもりだった。

――ところが、夫となったオスカーはクラヴィスの熱烈なファンだった。

「クラヴィス先生の作品は、どれも宝石のように素晴らしい」

普段は『氷の貴公子』と呼ばれる彼が、クラヴィスの話になると少年のように目を輝かせる。

――その作品を書いたのは、目の前にいる私です。

正体を明かすわけにはいかない。
けれど、好きな本について語り合ううちに、距離が近づいていく二人。

契約から始まった二人の結婚は、やがて本物の愛へと変わっていく――。
21.世間の沙汰も君次第
2026/09/25 20:00 (改)
22.この本を綴る者は
2026/09/26 20:00 (改)
23.王妃のひとりごと
2026/09/27 20:00 (改)
番外編 汝、青空のごとく
2026/10/31 20:00 (改)
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