↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

リプレイ・ミュージック ―35歳、もう一度だけ夢を見る―

作者:にゅん
最新エピソード掲載日:2026/09/27
35歳、独身、会社員。

立花隼人には、かつて本気で追いかけた夢があった。
高校時代の仲間たちとバンドを組み、卒業後は大学にも進まず、アルバイトで生活しながら音楽だけに人生を注ぎ込んだ。

いつかメジャーデビューする。いつか大きなステージに立つ。そう信じていた。

しかし20代半ば、バンドは解散。

音楽以外のすべてを後回しにしていた隼人だけが、夢を諦められなかった。

それから約10年。

隼人は会社員として働き、酒を飲み、それなりに楽しく、それなりに満足した生活を送っていた。
夢なんて、もうない。

仕事の付き合いを終えた帰り道、隼人はかつてバンド仲間と訪れた小さな神社――【天弁芸能神社】を見つける。

境内に落ちていたゴミを拾い、昔を懐かしみながら500円を賽銭箱へ入れた、その直後。

隼人は神様と出会った。

「あなた、本当はギターより歌う方が向いていましたよ」

今さらそんなことを言われても遅い。

もう35歳だ。

もう一度すべてを捨てて、夢を追いかけるつもりなんてない。

そう答えた隼人へ、神様はたった1度の機会を与える。

次に目を覚ました時、隼人は15歳。

高校の入学式当日の朝へ戻っていた。

さらに与えられたのは、自分が本来持っていた芸能の才能を補正する【芸能の加護】。

そして360日ごとに10曲分の可能性を得られる、不思議な能力【運命のダイス】。

ただし、能力があるからといって成功が約束されているわけではない。曲を作る知識も、録音する技術も、届ける方法も、自分で学ばなければならない。

2年間かけて歌唱、演奏、DTM、録音技術を磨いた隼人は、顔も、本名も、年齢も隠したまま、インターネットへ最初の1曲を投稿する。

アーティスト名は――【Lento】。

意味は、「ゆっくりと」。

これは、夢しか持てなかった男が、もう一度夢を追いかける物語ではない。

夢も、家族も、友人も、普通の日常も。

今度こそ何一つ捨てず、自分の人生を自分で選びながら音楽を続けていく物語。

そしてLentoの歌は、やがて彼自身の想像を超えて、多くの人の人生へ届いていく。
夢を捨てた男
2026/09/15 17:44
急がないという選択
2026/09/16 15:06 (改)
夜明けの途中
2026/09/16 15:13
Lento
2026/09/16 15:26
最初の1曲が届く
2026/09/16 15:33
数字の向こう側
2026/09/16 15:37
<14番>の歌
2026/09/16 15:43
夏の輪郭
2026/09/16 15:49
青空を録る
2026/09/16 19:01
余白の先へ
2026/09/16 19:09
続きのための余白
2026/09/16 19:18 (改)
見つけられた声
2026/09/16 19:41
3,000人の歌声
2026/09/17 16:00
灯りを消す前に
2026/09/17 17:00
夜を連れて
2026/09/17 19:00
〈39〉の歌
2026/09/17 21:00
Lento被害者の会
2026/09/18 18:00
まだここにいる
2026/09/18 20:23
残響線
2026/09/19 10:00
灯りの外側
2026/09/19 20:00
言えないままで
2026/09/20 09:00
画面の外へ
2026/09/21 21:00
拍手のあとで
2026/09/22 21:00
5,000人の約束
2026/09/24 21:00
それぞれのステージ
2026/09/25 21:00 (改)
幕が上がる日
2026/09/26 21:00 (改)
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。