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すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~

作者:水川サキ
私は家族にも、婚約者にも、捨てられました。


幼い頃から聖絵師として修業し、人々に癒しの絵を描いてきた。
父は私の絵で豪遊し、私は家に監禁され、食事と睡眠以外はただ描き続ける日々。

けれど、婚約者の存在だけが私の心を支えていた。
彼は私を自由にしてくれると約束してくれたから。


ところがそれは突然だった。

「君との婚約を破棄したい」


理由もわからず、落ち込む私のもとに従妹が現れ、私の右手を壊した。
絵を描くことができなくなった私は、役立たずと父に罵られ、あっさり捨てられてしまった。


暗い森の中で途方に暮れていた夜。
月明かりの湖のほとりで、空想の中に描いた絵が光を帯びて浮かびあがる。

偶然それを見た人が言った。


「君は奇跡の絵を描く人なのか」


目が見えないその人は、心の目で私の絵を見た。
それが、私の新しい人生の始まりだった。


※他サイトに掲載
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