↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

地図から消えた故郷と、帰るところがない僕たち

作者:鱈鱈
最新エピソード掲載日:2026/10/10
七年ぶりに故郷へ帰ろうとして、高瀬湊は道を見失った。

道を間違えたわけではない。

村へ続く道そのものが、なくなっていた。

地図にもない。
住所もない。
役所の記録にもない。
近隣の住民に尋ねても、誰一人として村の存在を知らない。

――芦倉という村は、最初から存在しなかったことになっている。

それでも湊には、確かに記憶がある。

祖父母の家。
夏に泳いだ川。
祭りの夜。
村へ入る道に立っていた、奇妙な鳥の印。

消えた故郷の痕跡を追う湊は、遠く離れた土地の古文書に同じ印を発見する。

そして旅の途中、ひとりの少女と出会った。

「……遅かったね」

ナギと名乗るその少女は、自分でもその言葉の意味を知らなかった。

二人が辿る先には、日本各地に残された奇妙な風習があった。

死者を出した家では、三日間、戸を閉めてはいけない。

ある橋では、決して川を覗き込んではいけない。

名前を呼んではならない夜がある。

迷信として忘れられつつあるそれらには、かつて人々が知らず知らず触れていた、この世界の「理」が残されていた。

なぜ、芦倉だけが世界から消えたのか。

なぜ、湊だけが村を覚えているのか。

そして――ナギは、なぜ芦倉を知っているのか。

失われた故郷へ帰るため、二人は日本を巡る。
芦倉は地図にない
2026/09/27 14:36 (改)
知らない道
2026/09/27 14:46 (改)
境の印
2026/09/27 14:50 (改)
戸を開けておく家
2026/09/28 22:28 (改)
家に残るもの
2026/09/28 22:29 (改)
戸返し
2026/09/28 22:30 (改)
誰もいない家
2026/09/29 12:54
境ではない場所
2026/09/29 12:54
坂井の家
2026/09/29 18:23
家を渡す
2026/09/29 18:59
二つある家
2026/09/29 20:46
残すもの
2026/09/29 22:00
東京を歩く
2026/09/29 23:00 (改)
住所録
2026/10/07 12:49
岡山へ
2026/10/09 00:00
久世家
2026/10/09 00:01
交代
2026/10/10 00:49 (改)
約束の品
2026/10/10 00:49
帰れなかった人
2026/10/10 00:55 (改)
返事
2026/10/10 08:33
家を売る理由
2026/10/10 08:34
残してあるもの
2026/10/10 08:34 (改)
知らない客
2026/10/10 10:26
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。