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柘植朔太郎物語

最新エピソード掲載日:2026/09/05
天正九年、第二次天正伊賀の乱。織田の圧倒的物量に凄惨な敗北を喫した伊賀惣国一揆。五百の足軽隊を率いていた指揮官・柘植朔太郎は、仲間を死なせた罪悪感とトラウマを背負い、命からがら戦場を脱出する。
忍びの郷に生まれながら忍術は不器用、刀も使えない。だが彼には、長槍一本で敵を散らす凄絶な白兵戦術と、冷徹なロジックで人を動かす圧倒的な統率力があった。
失った部下と引き換えに残されたのは、懐のわずか五百文の銭のみ。主君を持たず、理想も捨てた朔太郎は、己の知恵と槍だけを武器に、無一文寸前の浪人として大和、そして京の街へ潜伏する。
柳生新陰流の『無刀の理』を体得し、服部半蔵からの仕官の誘いすら拒絶した彼は、ただ生き直すために泥臭い傭兵稼業へと身を投じる。
しかし天正十年、本能寺の変が勃発。信長の死によって天下の盤面が根底から崩壊すると、中国大返し、山崎の戦いという歴史の大渦が朔太郎を呑み込んでいく。
「誰の指揮棒も振らない」と誓った冷徹な叩き上げの指揮官が、五百文から立ち上がり、乱世の戦場を駆け抜ける戦国ハードボイルドミリタリー!
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