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俺の担当声優たちが今日もめんどくさい

作者:石田灯葉
最終エピソード掲載日:2026/07/07
「颯太さん、才能がない人間には夢を見る資格がないのでしょうか?」

バンドをクビになった元ドラマー・神山颯太は、所属事務所で『掃き溜め部署』と呼ばれる声優マネジメント室でマネージャーをすることになる。

そこにいたのは、一筋縄ではいかない4人の声優たちだった。

「颯太さん! わたし、何すればいいですか!」
情熱だけはある田舎出身の凡才・山田穂波(やまだほなみ)。
「あんたの給料はほとんどアタシが稼いでんの! 分かった?」
コネ仕事ばかりと噂される生意気社長令嬢・阿賀エリカ(あがえりか)。
「声優って演技する仕事ですよね。どうして歌って踊らないといけないのでしょう?」
歌もダンスも拒む、元天才子役・月白凪(つきしろなぎ)。
「年増で扱いづらくてごめんねー。まあ、アラサー同士、熱くならずにやってこうよ」
婚活に励む(?)アラサー女子・橘亜香里(たちばなあかり)。

この4人を本当にマネジメントできるのかと愕然とする颯太。
しかし彼女たちには、それぞれ人に言えない思いと、諦めきれない夢があった。

「わたしに足りないのは、努力じゃなくて……才能、ですよね?」
「アタシの仕事の取り方がフェアじゃないとでも言いたいわけ?」
「私は、会社のためでもなく、音響監督のためでもなく、私のためでもなく、このキャラクターのために演技をしているんです」
「あたしだって、本当は死ぬ気で声優やりたいよ。……でも、もう、全力で走って転んだ傷が治る年齢じゃないんだ」

颯太は彼女たちに約束する。
努力が報われる場所までつれていく、と。

夢を諦めかけた訳あり声優たちと、左遷マネージャーの再起録。
エンドロールの直前から、彼と彼女たちの逆転劇が始まる。

※2週間程度の短期連載です。最終話まで執筆済みのため、完結保証です。
第1章:山田穂波
第2章:阿賀エリカ
第3章:月白凪
第4章:橘亜香里
第5章:神山颯太
あとがき
2026/07/07 20:10
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