死んでるはずの令嬢に転生したので、悪役令嬢として生贄になります

大人気ネット小説『虹のシュバリエ』、通称虹シュバの作者来栖に気に入られて専属イラストレーターになった有亜。仕事が一段落ついた頃熱狂的なファンに歩道橋の上から突き落とされてしまった。

死を覚悟して目を閉じたけれど、気が付いたら見慣れた人物たちが目の前にいて。自分が描いてきた虹シュバの人物たちに囲まれて、転生したのだと気づく。

しかも有亜が転生したのは物語の中ではすでに死んだはずの、同じ名前のアリアだった。

生きていることで強制力が働きいつ殺されるのかとびくびくしつつも、少しずつ温かな家族や使用人たちに囲まれ、心を癒していく。

このままずっと幸せならいいのに。
そう思っていたけれど、自分の願いを忘れていることに気づいた時アリアは覚悟を決めた。

「悪役令嬢として振る舞い、望まれて生贄になりましょう」
ただ一人、自分が愛した人のために

これは人形のようになってしまった令嬢に転生したアリアが自分の望みを叶えるまでの物語。

※三歳から始まるので成長するまでは恋愛要素が薄いです。二章以降恋愛、溺愛要素がちらほら出始めます。
※人が亡くなったり傷ついたり、胸糞表現があったり、痛々しいことが起こったりします。苦手な方はご注意ください。

※タイトルに※印がついている話は少々閲覧注意です。前書きをご確認ください。