汐待島で、君と夏を渡る
最新エピソード掲載日:2026/06/03
祖母が渡れなかった夏の約束を、孫の私たちがもう一度渡る。
篠原夏帆、十七歳。
松山市で暮らす高校二年生の夏帆は、夏休み、祖母の家の片付けと夏祭りの手伝いのため、幼い頃に住んでいた愛媛県八幡浜へ戻ることになる。
海沿いを走る鈍行列車。
潮の匂い。
港のカラスみたいに聞こえた、八幡浜の「が」の方言。
懐かしいはずなのに、どこか少し遠くなっていた町。
そんな八幡浜の港で、夏帆は東京から来た少年・朝倉湊と出会う。
湊が探していたのは、亡き祖父が残した一枚の古い写真に写る場所だった。
写真に写っていたのは、白い灯台と、夏の海。
そして、若い頃の夏帆の祖母によく似た少女。
写真の裏には、こう書かれていた。
「潮が引く夜、灯台の下で待つ」
その言葉に導かれるように、夏帆と湊は、宇和海に浮かぶ小さな島・汐待島へ渡る。
白灯台、潮が引いた夜にだけ現れる約束の浜、届かなかった手紙。
少しずつ明らかになるのは、十七歳だった祖母と、湊の祖父が交わした、果たされなかった夏の約束だった。
海が出会わせ、海が離した想い。
言えなかった言葉を抱えたまま止まっていた、祖母たちの夏。
その記憶をたどるうちに、夏帆と湊自身の夏も、静かに動き始める。
瀬戸内の島で、祖母が渡れなかった約束をもう一度渡る、ひと夏の青春恋愛物語。
篠原夏帆、十七歳。
松山市で暮らす高校二年生の夏帆は、夏休み、祖母の家の片付けと夏祭りの手伝いのため、幼い頃に住んでいた愛媛県八幡浜へ戻ることになる。
海沿いを走る鈍行列車。
潮の匂い。
港のカラスみたいに聞こえた、八幡浜の「が」の方言。
懐かしいはずなのに、どこか少し遠くなっていた町。
そんな八幡浜の港で、夏帆は東京から来た少年・朝倉湊と出会う。
湊が探していたのは、亡き祖父が残した一枚の古い写真に写る場所だった。
写真に写っていたのは、白い灯台と、夏の海。
そして、若い頃の夏帆の祖母によく似た少女。
写真の裏には、こう書かれていた。
「潮が引く夜、灯台の下で待つ」
その言葉に導かれるように、夏帆と湊は、宇和海に浮かぶ小さな島・汐待島へ渡る。
白灯台、潮が引いた夜にだけ現れる約束の浜、届かなかった手紙。
少しずつ明らかになるのは、十七歳だった祖母と、湊の祖父が交わした、果たされなかった夏の約束だった。
海が出会わせ、海が離した想い。
言えなかった言葉を抱えたまま止まっていた、祖母たちの夏。
その記憶をたどるうちに、夏帆と湊自身の夏も、静かに動き始める。
瀬戸内の島で、祖母が渡れなかった約束をもう一度渡る、ひと夏の青春恋愛物語。
第1話 海の匂いを思い出す
2026/05/25 12:10
第2話 東京から来た少年
2026/05/25 18:10
第3話 潮が引く夜に、来なかった人ながよ
2026/05/25 21:10
第4話 汐待島という名前
2026/05/26 21:10
第5話 汐待港
2026/05/27 21:10
第6話 白灯台の下で
2026/05/28 21:10
第7話 約束の浜
2026/05/29 21:10
第8話 祭りの灯り
2026/05/30 12:10
第9話 汐待島の夏祭り
2026/05/30 21:10
第10話 約束の浜
2026/05/31 21:10
第11話 帰れなかった約束
2026/06/01 21:10
第12話 読まれなかった手紙
2026/06/02 21:10
第13話 どちらも本当
2026/06/03 21:10