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さんかくボクシング

作者:成星一
最終エピソード掲載日:2024/12/01
 さよならさんかく。
 またきてしかく。
 あたしふたばと、ヤンキー・ミツオ。
 それにあたしのモトカレ・ヒトシ。
 三人組の恋と部活の青春模様。

「しゃあああっ」
 ミツオは吠えた。
 吠えちゃいかんのに、吠えた。

 ひさしぶりのヒトシのメールには、こんな台詞が書かれていた。
「試合が終わったら、ふたばにだいじな話がある」

 そしてあたしは、心のなかでつっこんだ。
「ナンデソウナルノ?」

 試合開始のゴングが鳴った。
 体勢を低くしてミツオがつっこんでいく。
 それをヒトシが冷静にさばく。
 こぶしとこぶしが交錯する。
「うおおおおおお!」
 リング中央で最後の力を振りしぼった渾身の右ストレートが……

 小説『さんかくボクシング』

 あたしたちの恋愛に資格なんてひとつもいらない。
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