表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/33

26

 その夜。

 明かりを落とし、あたしはベッドに横になっても、なかなか寝つけずにいた。

 シホやミツオの言葉が何度も頭でリフレインされる。いいかげん自分の心と向きあわないわけにはいかなかった。

 恋に資格。

 あとは、あたししだい。

 ひとつも答えなど出るわけがない。

 目をつぶり思考を閉ざそうとする。

 ふいにスマートフォンにメッセージが入った。

 ベッドにあおむけになったままスマートフォンを引き寄せる。

 送信者はヒトシ。

 ひと月半ぶりのメッセージにはこんな台詞が書かれていた。

「ふたば。明日の試合が終わったら、一度ちゃんと話がしたい。おれがあいつに勝てたら、そんなわがままをいってもいいかな」

 あたしはスマホごしに真っ暗な天井を眺める。

 ディスプレイのライトがまぶしすぎて、まぶたの裏がちかちかとハレーションを起こした。

 ほんのすこし涙が出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ