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翌日の月曜。
放課後。
試合の次の日ということで、ミツオの部活が休みだった。
とうぜんのようにあたしを誘いにミツオが席までやってくる。
「ねえねえ、ふたば。おれ勝ったよ」
こんなときにかぎって、シホは助けにきてくれない。そのうえ自分の席からたのしそうに「いってらっしゃい」なんていって、手までぶんぶん振るしまつ。
どうにもふりきれずに強制デート。
いきなりホテルになんかつれこまれてしまわないよう、あたしはきつく念をおした。
「いい? マックでごはん食べるだけだよ。対戦相手は一年生の初心者だったでしょ。あんな試合はほとんど詐欺みたいなものなんだから。もっと強い相手に勝たなきゃ、本来デートの約束なんて成立しない」
「うん。そうだな。わかった」
ミツオはにこにこ顔ではっきりという。
わかったといいつつ、こいつがどこまでわかっているのか、あたしにはわからない。なんといっても、こいつは満面の笑みをただただ顔に浮かべるだけだ。
「じゃあ、とりあえずいってきます」
あたしはようやく近づいてきたシホに声をかけて、ミツオと一緒に教室を出た。
外はまだ梅雨。しとしと雨がふっている。
げた箱を出るとき、ミツオが相合傘で帰ろうなんて痛々しい提案をしたけど、あたしはさらりと無視をしてやった。自分の傘をさっさと開いて校舎を出た。




