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コンビニごと異世界転生した深夜店長ですが、夜が明けないのは世界の帳簿が合わないせいらしいので、まずレジを締めます

最終エピソード掲載日:2026/10/13
「あと二十分で、この店は死ぬ」

閉店の夜。最後のレジ締めで、精算レシートに見慣れない一行が刷り出された。
【繰越違算あり。締めを要請する】
次の瞬間、コンビニ「ヨアケマート東雲三丁目店」は、店ごと月が二つある夜の森にいた。

店長・小野寺律、三十九歳。一緒に飛ばされたのは、ネパール出身の夜勤バイトのラディカ、元弁当工場の炊飯主任の三輪さん、そして毎晩クレームをつけに来ていた常連客。

この世界では、夜が年々長くなっている。
教会は三百年ものあいだ、神へ「灯の数」を報告し続けてきた――その帳簿が、合わない。

チートも剣もない。あるのは、レジと伝票と、二十年分の店長の手順だけ。
精算、検品、共同配送、棚卸。
コンビニの当たり前で、明けない夜の帳簿を一行ずつ締めていく。

(全24話・完結済み)
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