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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

明日も、ダンジョンへ。

作者:為書結依
最新エピソード掲載日:2026/10/26
五十歳。看護師歴三十年。

一週間の夏休みくらい、自分のために使ってもいいだろう。

そう思って始めた最新VRMMO《アステルナ・オンライン》で、ノワールは十八歳の青年の身体を手に入れた。

剣を持ち、水魔法を選び、さあ冒険を始めよう――と思ったその夜。

ログアウトの項目が、消えていた。

帰る方法は分からない。
死ねばどうなるのかも分からない。
頼れるのは、三十年かけて身についた人を見る癖と、ゲーム好きの好奇心くらい。

ノワールは、世界の謎よりもまず生活に目を向けた。

宿を取り、仕事を探し、剣を習う。
怪我をすれば休み、道具を揃え、できることを一つずつ増やしていく。

やがて彼の隣には、几帳面な短剣使いのエルザと、自分で決めることが苦手な盾使いのヴェラが並ぶようになる。

三人で依頼を受ける。
三人で失敗する。
三人で相談して、また明日の予定を決める。

けれど、ノワールが「ただのゲーム」だと思っていたこの世界には、少しずつ説明のつかないものが増えていく。

触れずに分かる身体の変化。
ゲームにはなかったはずの歴史。
自分でも知らない力。
そして、ゲームの知識では説明できない存在。

この世界で生きている者たちは、本当にただのデータなのか。

これは、最強になるための物語ではない。

五十歳の男が、若い身体でもう一度誰かと並んで歩き、
自分たちの生き方を選んでいく物語。

今日も仕事を終えて帰る。

そして――

明日も、ダンジョンへ。
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エピソード 101 ~ 124 を表示中
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