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美の女神さまが俺の部屋に降ってきて、「美しくないわ」と言われたんだけど、どうすればいいですか

作者:海峡わたる
最新エピソード掲載日:2026/08/26
 誰にも注目されず、何も起こらない一日を「平穏無事」と呼ぶ。それが俺、日高晴の生き方だ。これでも、全力でやっている。

 その俺の部屋に、美の女神さまが降ってきた。

 神界から逃げてきたという彼女――エルミナは、玄関も許可も通さず俺の家に住み着いた。人間界の常識は何一つ知らないくせに、人の生き方には一家言あるらしく、俺が積み上げてきた平穏を一瞥してこう評した。

 美しくないわ、と。

 大きなお世話だ。

 かくして始まる同居生活。服を揃え、家のルールを教え、飯の好みを聞き……気づけば俺は、関わらないはずだった相手の世話を焼いている。おまけに神界からは追手が来るし、女神さまは俺の学校に転入してくるし、目立たないことに人生を賭けてきた俺の日常は、音を立てて崩れていく。

 そしてこの女神さま、中学の頃に途切れたままの、幼馴染・星野紬との時間まで、放っておいてくれないらしい。

 これは、恋を知らない女神さまが、自分の心で選ぶまでの物語。
 ついでに――平穏が信条だったはずの俺が、この騒がしい日常を自分で選ぶまでの物語でもある。

※本作は全編完結済みです。
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