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可能と可能度の差分について

作者:平木明日香
最新エピソード掲載日:2026/06/04

本書『可能と可能度の差分について』は、筆者が幼少期から抱いてきた「存在とは何か」「時間とは本当に分割できるのか」「可能な事象とはどのように成立するのか」という根源的な問いを出発点にした思索の記録です。

本書では、私たちが普段何気なく使っている「可能」「不可能」「現在」「実在」といった言葉を改めて見つめ直し、ある事象Aが本当に存在するとはどういうことなのかを考察していきます。特に、可能性を単なる確率としてではなく、現在からどの程度連続的に到達できるかという〈可能度〉として捉える点に、本書の中心的な視点があります。

これは専門的な証明を目的とした学術論文ではなく、筆者自身の思考や創作理念を整理するための哲学的な試みです。小説を書くこと、世界を捉えること、そして「まだ起こっていないもの」がどのように現実へ近づいていくのかを考えるための土台として書かれています。

読者の皆さまには、本書を一つの完成された答えとしてではなく、「実在」と「可能性」の境界をともに考えるための思索の地図として読んでいただければ幸いです。
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