少女を引き取ったので剣術を教えたら、いつの間にか『最強の魔女』と呼ばれるようになりました。まあ、敵を倒しているのは全部俺ですが。～出会いと覚悟編～

『妖魔狩り』を生業とする傭兵アルバは、両親を妖魔に殺された少女に出会った。
その境遇を不憫に思ったアルバは、少女を引き取ることにする。

アルバに剣を教えられた少女は、着実に強くなっていった。
そして、いつしか共に肩を並べて妖魔を狩るようになる。

しかしある妖魔との戦いの中で、少女は両手に大怪我を負ってしまう。
剣が振れなくなった少女は、自らの能力『空中移動』を使って囮となることを提案する。

空の上で妖魔の気を引く少女と、それを地上で狩るアルバ。
華麗に舞う少女に目を取られるのは妖魔だけではなく、国に住む人々も同じだった。

そこにステージや壁があるかのように空中を走る少女は
いつしか『空蹴りの魔女』と呼ばれ、最強の称号を手にしていた。