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『きみが祈った、最後の夏』

作者:夏みかん
最新エピソード掲載日:2026/11/01
夏休み最後の日。
二〇〇八年八月三十一日、午後三時十七分。

健二は、いつもと変わらない夏の終わりを迎えようとしていた。

明日も学校がある。
明日も、いつもの日常が続いていく。

あの頃の健二は、そう信じて疑わなかった。

けれど、夏の終わりに出会った小さな記憶と、青いルアー。そして、まだ歌い終えていない歌が、やがて彼の運命を静かに変えていく。

これは、忘れてしまった大切なものを探す物語。

祈りは、時を越えられるのか。
そして、もう一度だけ、あの夏に戻ることはできるのか。

――「また、あした」

その言葉が、本当の意味を持つ日まで。
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