花暦の妃たち−寵愛を失った妃の宮で、花売り娘は後宮の季節を書き換える−
最終エピソード掲載日:2026/05/02
後宮で花を扱う花寮に入った十六歳の少女・小鈴(しゃおりん)は、ある日、寵愛を失った妃が暮らす離れの宮、花殿へ白蘭を届ける役を任される。そこは、届けた花がなぜか長持ちしないと噂される場所だった。門前で侍女頭の杏華に拒まれながらも、小鈴は傷んだ花びらや古びた花入れが気になってしまう。花農家育ちの小鈴は、花の水を替え、器を整え、余った花びらで花茶を作り、少しずつ花殿の空気を変えていく。やがて、静かに心を閉ざしていた蘭妃、勝ち気な幼い皇女・曜、そして厳しい杏華とのあいだにも、季節の花を通して小さな交流が生まれていく。花を愛する少女が、閉ざされた後宮の片隅で、止まっていた時間と人の心をそっと咲きなおしていく物語。
第一章 花寮の新入り
2026/04/14 17:00
第二章 白蘭の水差し
2026/04/14 17:10
第三章 梅の枝と幼い客人
2026/04/14 17:20
第四章 春の茶と小さな卓
2026/04/15 12:00
第五章 芍薬の置き場所
2026/04/15 17:00
第六章 杏華の目
2026/04/16 12:00
第七章 見られる花殿 前編
2026/04/17 12:00
第七章 見られる花殿 後編
2026/04/17 17:00
第八章 藤棚の下で
2026/04/18 12:00
第九章 珠麗妃の花宴
2026/04/19 12:00
第十章 雨の日の繕いもの
2026/04/20 12:00
第十一章 花暦をつける
2026/04/21 12:00
第十二章 夏の香りあわせ
2026/04/22 12:00
第十三章 名を呼ぶ午後
2026/04/23 12:00
第十四章 夏の庭、夜の風
2026/04/24 12:00
第十五章 小さな噂、大きな庭
2026/04/25 12:00
第十六章 月下美人の夜
2026/04/26 12:00
第十七章 白蘭の枝を継ぐ
2026/04/27 12:00
第十八章 秋の花籠
2026/04/28 12:00
第十九章 書けない夜 前編
2026/04/29 12:00
第十九章 書けない夜 後編
2026/04/29 17:00
第二十章 花暦の秘密 前編
2026/04/30 12:00
第二十章 花暦の秘密 後編
2026/04/30 17:00
第二十一章 花殿、ひらく
2026/05/01 12:00
最終章 花のある明日
2026/05/02 12:00