異伝太平記　～新田義貞に転生した主人公は、今日も悔いなく生き抜きたい～

※本作品では怨霊や御霊の存在が認知されており、『日本史は怨霊の歴史である(逆説の日本史1古代黎明編P235)』という歴史観を前提としています。職業としての退魔師は地方公務員で、警察みたいなものと考えて下さい。

就職氷河期世代で群馬県出身のアラフィフ退魔師五領徳業（主人公）は、世の中に対して深く絶望し、何事にも興味を持てず投げやりに生きてきたのだが、うっかり吐いた失言によって新田義貞に逆行転生させられることとなった。
前世はただ時代に流されるだけの人生だったが、今世では徹底的に足掻いて、悔いの残らない自身の望む人生を送りたい。
そう誓った主人公は、今日も悪戦苦闘を続けるのであった。

一応、本作品では朱子学や日本教（①怨霊信仰、②言霊信仰、③ケガレ忌避）とも言うべき日本人の奥底に潜む宗教観や思想についても触れていく予定です。
なお、本作品の歴史観は、井沢元彦著『逆説の日本史』を参考にしています。
あと、南朝を悪く書いているので、南朝びいきの人には先に謝っておきます。