↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

中の人などいなかった~ゲームだったはずの世界で、俺だけが十年を知らない~

作者:もにょまる
最新エピソード掲載日:2026/11/02
四十歳になった俺が、古いパソコンの中で見つけたのは、二十年以上前に遊んでいたMMORPG《アステリオン》のスクリーンショットだった。
仲間と笑い、冒険し、用もないのに集まっていたあの頃。最後に残っていたのは、誰も別れだと思っていなかった「また明日」だった。

次に目を覚ますと、俺は《アステリオン》で使っていたキャラクター――若い頃の姿をした鍛冶師《朔來》になり、ゲームで見慣れた街に立っていた。

そこで再会した昔の仲間から聞かされたのは、俺の知らない十年間だった。
俺が姿を消してから、この世界では十年が過ぎているという。

昔と変わらないところもあれば、変わったところもある。
仲間たちは、俺を待つために止まっていたわけじゃない。仕事を持ち、暮らしを築き、それぞれの十年を生きていた。
俺だけが、その間に何があったのかを知らない。

ただ、かつて俺と共に姿を消した相棒《くるみっくす》だけは、今も行方が分からない。

ここは本当に、俺が知っていた「ゲームの世界」なのか。
俺の知らない俺は、この世界で何をしていたのか。
そして、くるみはどこへ消えたのか。

各地で起こる《境界》の異変を追いながら、俺は失われた自分自身の足跡を辿っていく。
そして、別々の時間を生きた昔の仲間たちと、もう一度この世界を歩いていく。

これは、昔と同じ場所へ戻るための物語ではない。
二十年前に途切れた「また明日」の続きを、もう一度始める物語。

※毎週 月・水・土 18:10更新予定
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。