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空っぽ男と死にたい女とヴィッセル神戸

作者:うまっしー
最終エピソード掲載日:2025/12/26
「村田さんは、何のために生きてるんですか?」

神戸の精神科病院、閉鎖病棟。
統合失調症で入院していた36歳、無職の私は、21歳の自殺志願者、小林さんにそう問われた。

仕事を失い、空っぽだった私に、答えなんてない。
でも、彼女の真っ直ぐな瞳を見たら、本当のことなんて言えなかった。
彼女に、死んでほしくなかったから。

「・・・ヴィッセル神戸、かなぁ」

それは、彼女をこの世に引き留めるための、とっさの嘘。

「私、一緒に行きたいです!」

その嘘はいつしか約束になり、私たちはスタジアムへ向かうことになる。
これは、空っぽ男と死にたい女が、嘘から始まる「生きたい」を探して旅する、一年間の記録。
序章
2025/11/21 10:27
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