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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

残火は玉座を灼く

作者:梅干遥
最新エピソード掲載日:2026/04/23
王国は言った。「新天地で豊かに暮らせる」と。
嘘だった。三百人の開拓団は、一人残らず死んだ。
ただ一人、少年カイルを残して。

送り込まれたのは、魔獣が跋扈し瘴気が満ちる”還らずの大陸”。支援物資は届かず、開拓団は飢え、病み、そして死んでいった。

その地獄の中で、カイルは異能に目覚める。
【魂の継承(ソウル・テイク)】。
自分が「仲間」と認めた者が死ぬとき、その者の技能・記憶・魔力のすべての断片を受け継ぐ力。

剣士が死んだ。その剣技の欠片を継いだ。
薬師が死んだ。その薬学の欠片を継いだ。
母が死んだ。その――愛し方を、継いだ。

大陸で十年を生き延び、脱出後さらに五年の放浪を経て、カイルは王都に降り立つ。
目的はただ一つ。
この国を、壊す。

計画の要は、王族の令嬢エレーナ。
彼女を手に入れれば、王宮の内側から国を喰える。
口説き、騙し、利用するつもりだった。

いつから本気になったのか、カイル自身にもわからない。
だが彼女もまた、嘘つきだった。
カイルの正体に気づきながら、知らないふりで笑っていた。
三百の残火を抱えた男と、記録の行間に真実を探す王女。
互いに仮面をかぶり、互いの嘘を見抜きながら、どちらも離れられない。

復讐のはずだった。
それだけの、はずだった。
第1話:白い砂浜
2026/04/13 17:59
第2話:魂の代償
2026/04/13 18:01
第4話:王都
2026/04/13 18:08
第5話:商人の仮面
2026/04/13 19:21
第7話:表と裏
2026/04/14 19:20
第10話:嘘と気配
2026/04/16 19:30
第11話:紙と印章
2026/04/17 08:10
第12話:値踏み
2026/04/17 19:40
第13話:本の虫
2026/04/18 08:00
第15話:返却
2026/04/19 21:00
第16話:棚の隙間
2026/04/20 21:00
第17話:商いの席
2026/04/20 22:00
第18話:二つの影
2026/04/21 21:00
第22話:星と手紙
2026/04/23 22:00
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