勇者パーティを追放されたデバフ専の吟遊詩人ですが、冷遇ジョブの余り物たちを集めたら両手に花どころか全員美少女の超絶最強軍団になりました~なお肝心の勇者たちはお留守なので、代わりに世界を救います~
最終エピソード掲載日:2026/09/28
ハズレスキル? 冷遇ジョブ? 掛け合わせれば、バグになる。
ハズレスキル×冷遇ジョブ×美少女十二人。
意味不明な能力を連鎖させて格上をぶっ倒す、ピタゴラスイッチ式・追放ファンタジー!
俺の歌は、味方には一切効かない。
そのかわり、敵には必ず効く。――『バフ』が。
魔王城攻略を目前にして、吟遊詩人セロは勇者パーティを外された。
仲間を強化できず、敵を弱体化する歌は格上には抵抗される。なのに敵を強化する歌だけは必中。しかも歌い切るまで数十秒。
そんな吟遊詩人を最終決戦に連れていけるはずがない。
幼馴染の勇者の判断は正しい。
仕方ない。でも、ちょっと寂しい。
一人で王都へ戻る途中、セロが最初に出会ったのは、妙に低テンションな呪術師ミサキだった。
彼女の呪術は強力だ。
ただし、面倒な条件を満たしたときしか発動しない。
たとえば――対象のレベルが五の倍数なら、必中・抵抗不可で即死。
「敵のレベル、今47か。じゃあ3上げよう」
「……」
「どうした?」
「ヌルゲーです」
敵をわざと強化してレベル50にする。
そこへ条件付き即死を叩き込む。
――あれ?
これ、組み合わせたら使えるんじゃないか?
それが始まりだった。
YES/NOでしか答えない、気まぐれな猫耳巫女。
勘だけで戦場の地形を書き換える、ギャルの風水師。
細かすぎて盗賊ギルドを追い出された、元事務方のシーフ。
魔法の道具が作れない、ドワーフの鍛冶師。
敵に見られることしかできない、魔族のお姫様兼踊り子。
ブレスが「ぼっ」としか出ない、魔力切れの黄金龍。
さらに錬金術師、美少女ゴーレム、薬師、商人、学者――。
総勢十二人。
全員、美少女。
全員、音痴。
ひとりひとりは、どう考えても使いにくい。
けれど、敵の状態を動かす。
地形を動かす。
視線を誘導する。
条件を確認する。
道具を作る。
そして最後に、成立した条件を叩き込む。
弱い能力と、使い道のない能力と、どうでもよさそうな行動が連鎖して――なぜか格上が死ぬ。
一方そのころ。
勇者たちが攻め込んだ魔王城は、囮だった。
本物の魔王軍が狙うのは――勇者のいない王都。
「……って、なんでこっちに魔王が来てんの!?」
勇者は魔王城。
王都にはいない。
なら、仕方ない。
選ばれなかった“余り物”たちが、勇者の代わりに世界を救う。
ハズレスキル×冷遇ジョブ×美少女十二人。
意味不明な能力を連鎖させて格上をぶっ倒す、ピタゴラスイッチ式・追放ファンタジー!
俺の歌は、味方には一切効かない。
そのかわり、敵には必ず効く。――『バフ』が。
魔王城攻略を目前にして、吟遊詩人セロは勇者パーティを外された。
仲間を強化できず、敵を弱体化する歌は格上には抵抗される。なのに敵を強化する歌だけは必中。しかも歌い切るまで数十秒。
そんな吟遊詩人を最終決戦に連れていけるはずがない。
幼馴染の勇者の判断は正しい。
仕方ない。でも、ちょっと寂しい。
一人で王都へ戻る途中、セロが最初に出会ったのは、妙に低テンションな呪術師ミサキだった。
彼女の呪術は強力だ。
ただし、面倒な条件を満たしたときしか発動しない。
たとえば――対象のレベルが五の倍数なら、必中・抵抗不可で即死。
「敵のレベル、今47か。じゃあ3上げよう」
「……」
「どうした?」
「ヌルゲーです」
敵をわざと強化してレベル50にする。
そこへ条件付き即死を叩き込む。
――あれ?
これ、組み合わせたら使えるんじゃないか?
それが始まりだった。
YES/NOでしか答えない、気まぐれな猫耳巫女。
勘だけで戦場の地形を書き換える、ギャルの風水師。
細かすぎて盗賊ギルドを追い出された、元事務方のシーフ。
魔法の道具が作れない、ドワーフの鍛冶師。
敵に見られることしかできない、魔族のお姫様兼踊り子。
ブレスが「ぼっ」としか出ない、魔力切れの黄金龍。
さらに錬金術師、美少女ゴーレム、薬師、商人、学者――。
総勢十二人。
全員、美少女。
全員、音痴。
ひとりひとりは、どう考えても使いにくい。
けれど、敵の状態を動かす。
地形を動かす。
視線を誘導する。
条件を確認する。
道具を作る。
そして最後に、成立した条件を叩き込む。
弱い能力と、使い道のない能力と、どうでもよさそうな行動が連鎖して――なぜか格上が死ぬ。
一方そのころ。
勇者たちが攻め込んだ魔王城は、囮だった。
本物の魔王軍が狙うのは――勇者のいない王都。
「……って、なんでこっちに魔王が来てんの!?」
勇者は魔王城。
王都にはいない。
なら、仕方ない。
選ばれなかった“余り物”たちが、勇者の代わりに世界を救う。
第1話「敵にしかかからないバフと、時々しか効かない即死魔法」
2026/09/22 19:00
第2話「余り物同士が協力したら、レベル99の四天王が即死した。ヌルゲーです」
2026/09/22 19:00
第3話「レベル31の雑魚敵は、穴に落としてから倒すことにする」
2026/09/22 19:00
第4話「ギャンブラー呪術師とギャル風水師に仲良くなってもらうための歌を、俺はまだ知らない」
2026/09/22 19:00
第5話「この世界でバリアを貼れるゴーレムがいたらだいぶヌルゲーだと思うんですけど」
2026/09/22 19:00
第6話「世界最高の頭脳と無敵のゴーレム(巨乳)がひとつになれば超絶最強らしい」
2026/09/23 07:00
第7話「レベル5デスなのに敵のレベルが見えない件についてのソリューションを、ミーが提案します」
2026/09/23 12:00
第8話「金髪のシーフは細かすぎて伝わらないから、有能か無能かよくわからない」
2026/09/23 21:00
第9話「ボクの予言は絶対に当たる。でも機嫌が悪いネコミミなので、質問に答えるかどうかは保証しないよ」
2026/09/24 07:00
第10話「ネコミミ巫女の弱点は水とサラダでした」
2026/09/24 12:00
第11話「踊り子魔族にいきなり求婚された件について。ボロンもあるよ!」
2026/09/24 21:00
第12話「アイのアイとアイで俺の乙女がピンチ」
2026/09/25 07:00
第13話「ドワーフの鍛冶屋とダークエルフの薬師が仲間になるのはヌルゲーではありませんでした」
2026/09/25 12:00
第14話「俺の周りはみんな美少女なのに全然ハーレム展開になってくれないんだけど」
2026/09/25 21:00
第15話「大商人の跡取り娘はめちゃくちゃ仕事ができるので、俺の軍団の顔役になってもらいたい」
2026/09/26 07:00
第16話「シゴデキ商人さんは表と裏でだいぶキャラクターが違うんですね」
2026/09/26 12:00
第17話「俺の幼馴染のためにみんながひと肌脱いでくれました。あ、君は本当に脱がなくていいからね」
2026/09/26 21:00
第18話「これで全員美少女軍団が揃ったね! え、まだいるの?!」
2026/09/27 07:00
第19話「そろそろ師匠ポジションの美魔女とか、最強のドラゴンとかが欲しくなってきた頃合いじゃろ? 待たせたな!」
2026/09/27 12:00
第20話「ハズレスキル? 冷遇ジョブ? 掛け合わせれば、バグになる。」
2026/09/27 21:00