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百鬼夜行 ~少年忍者と毒舌鎌鼬の物語~

作者:MIYA
最新エピソード掲載日:2026/10/26
妖怪と人間が暮らす江戸。荷運びの少年は忍者への道を歩みだす!

八歳の風切疾風は、父の荷車が橋から落ちかけたとき、人を守るために「切っていい綱」を見抜いた。

その日、疾風を助けたのは、喋る刃を手にした名も知らぬ忍びだった。

人と妖怪が互いの意思で契約し、妖怪が言葉と心を保ったまま武器になる。そんな江戸によく似た世界で、疾風は忍びに憧れ、いつか自分の店を開くことを夢見る。

成長した疾風は忍びを目指して都へ出る。

そこで出会ったのが、口も態度も鋭い鎌鼬のナギ。

「お前とは組まない」

そう言い合っていた二人は、やがて同じ契約書に自分たちの名前を並べる。

疾風は剣の天才ではない。

けれど、荷の重心、綱の張り、道と時間を読む目なら負けたくない。

正面から勝てない強敵が相手でも、荷を届け、人を守る方法を考える。負けた理由を持ち帰り、稽古を重ね、いつかは正面から勝ってみせる。

小さな配達から始まった二人の仕事は、武芸大会、異国を巡る旅、そして国を揺るがす戦乱へと広がっていく。

大きな力を手にするほど、二人には選ばなければならないことが増えていく。

誰かを道具として扱うのか。それとも、互いの意思を尊重して一緒に進むのか。

それでも、最初に抱いた夢だけは変わらない。

いつか、自分たちの店を開くこと。

その看板に、二人の名前を同じ大きさで並べること。

これは、荷運びの知恵を武器にする少年と、口の悪い鎌鼬が、自分たちの名前で生きていくまでの物語。
プロローグ 「見返り橋の傷」
第1話 切っていい綱
2026/10/18 07:00 (改)
第2話 谷底の荷
2026/10/18 12:00 (改)
第3話 二つ穴の荷札
2026/10/18 18:00 (改)
第1部「峠見宿」
第4話 道は一つじゃない
2026/10/19 07:10 (改)
第5話 峠を下りる日
2026/10/19 12:00 (改)
第6話 同じ荷台
2026/10/19 18:00 (改)
第7話 組む気はない
2026/10/20 07:10 (改)
第8話 自分の名前で
2026/10/20 18:00 (改)
第9話 二人分の名前
2026/10/21 07:10 (改)
第10話 ちゃんと止まれよ
2026/10/21 17:00 (改)
第11話 割れ物一箱の初仕事
2026/10/22 07:00 (改)
第12話 曲がれない脚
2026/10/22 18:00 (改)
第13話 二人分の椀
2026/10/23 07:00 (改)
第14話 人混みの向こう
2026/10/23 18:10 (改)
第15話 値札の裏
2026/10/24 07:20 (改)
第16話 裏口の番
2026/10/24 12:00
第17話 名前の幅
2026/10/24 19:00
第20話 偽の密書
2026/10/26 07:10
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